ベテランキャンパーでは無い人が苦戦すること、それは「炭の着火」です。
やった人は分かるように、炭はすぐにじっくり火を当てないと着火しないものです。炭の着火に無知な僕の知り合いは、炭の着火に1時間半掛かったそうです。
でも実は、わずか2、3分で炭を着火する方法があります。炭の特徴、そしてすぐに炭に着火する2通りの方法を解説します。
炭の特徴
炭の特徴を知っていると、着火方法がなんとなく見えてくると思います。
炭は長い時間火を当てないと着火しづらい
炭は、紙のように火を当ててすぐに着火するものではなく、例えばガスコンロの火力なら、5分〜10分の間、ずっと炭に火を当て続けることで着火します。
安く売っている炭は燃え尽きるのも早い
Amazonで確認すると、炭の値段もまちまちですが、安い炭だとすぐに燃え尽きてしまいます。
わずか2、3分で炭を着火する方法 その1
市販の火起こし器を使います。
炭をこの器具で囲んで一番下に入れたわずかな着火剤のみですぐに火を点けることができます。また、コンパクトに折り畳めるのも大きな特長です。
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また、キャンプやBBQを年に3回以上やるような方なら、この器械をぜひ揃えたいものです。これは「キャプテンスタッグ」というメーカーの「火消しつぼ兼火起し器」で、炭の着火にも使えるし、使った後の炭を消火することにも使える逸品です。
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/4117f2Ckp9L._SX500_.jpg)
では、実際にこの火起こし器を使って着火するところを見てみましょう。
火起こし器の中にBBQで焼き始めに使う分量の炭を入れる
火起こし器の中を覗くと、円柱の筒の真ん中に大きな穴が開いた仕切りがあります。この仕切りの下に着火剤置いて、仕切りの上に炭を入れます。
着火剤を下に並べる
右の茶色いものは着火剤、左が実際に炭を入れた火起こし器です。着火剤は、旅館でよく出てくる一人用コンロで使われる青い着火剤を1つだけでも問題なく火は着きました。100均で販売されています。
着火剤に火を点けてから火起こし器をその上に置く
着火剤に火を点けて、火起こし器をその上に置くと、着火剤の炎が数倍にも勢いを増して炭を炎で包みます。
炎が落ち着いた時点で炭への着火が完了
2、3分経つと炎が落ち着いていて、その時点で炭に着火しています。
軍手をして火起こし器の炭をBBQコンロに落とす
熱いので軍手をして取手で火起こし器をひっくり返します。
BBQコンロで焼き始める準備が完了!
これだけの量の炭がわずか2、3分でしっかり着火していますので、すぐに調理が開始できます。
なぜ、この火起こし器で簡単に火が着くかと言うと、「煙突効果」にあるようです。
火起こし器は筒になっているので、着火剤に火を着けると、筒の中で上昇気流が発生します。要するに筒の下から空気が入って、炭の方へ空気が勢いよく流れるわけです。この空気の勢いが炎を倍増させて、さらに筒のおかけで炎はもれなく炭を集中するので、着火が早いということです。
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火起こし器と共に、着火剤も買っておきましょう。着火剤を忘れると、結局、炭に火が点けづらくなります。
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キャンプやBBQで使う炭の購入目安
バーベキューやキャンプに持参する炭の目安は、人数 × 炭1kgです。
日帰りキャンプやバーベキューの炭は5kgが目安
家族で日帰りのデイキャンプ、バーベキューをやるなら5kgが目安です。グループによるバーベキューなら、人数×1kgで計算してみましょう。
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泊まり(一泊)のキャンプの炭は10kgから15kgが目安
一泊のキャンプなら昼食、夕食、朝食の3回炭を使用しますが、10kgから15kgが目安です。
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わずか2、3分で炭を着火する方法 その2
もう一つの方法は、新聞紙を使って、素早く炭を着火します。
道具を購入することなく使える技なので、覚えておいてソンはありませんね。手順は下記の動画を参照してください。
炭に近い素材でも2、3分で着火できる!
写真の固形燃料「エコココロゴス」も同様に、着火わずか2、3分後に着火できる優れものです。40分程度の燃焼可能なので、BBQにはもってこいのアイテムです。
また、着火剤代わりとしても充分な威力を発揮します。「エコココロゴス」の上に炭を置いて、始めのうちは「エコココロゴス」の熱で、しばらくすれば着火した炭からの熱で調理ができます。何れにしろ、「エコココロゴス」への着火1分から調理は開始できますね。
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その他の道具で炭に着火する方法
炭の着火まで時間が掛かりますが、他にも炭に着火する方法はあります。
カセットガスバーナーで炭に火を当てる
カセットコンロのガスボンベに直接付けて、勢いある炎を出す道具です。着火には時間を要しますが、カセットボンベは他の用途、例えば「魚の炙り」等でも利用できるし、コンパクトな商品なので、他で使い回しができない火起こし器よりも経済的と言えます。
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火起こし鍋で炭に火を当てる
底が網目状になった鍋に炭を入れて、下からガスコンロ等で火を長時間当てて炭に着火する道具です。こちらもバーナーと同じで着火に時間を要しますが、安価な点、持ち手が木で素手で持てる点は火起こし器より優れています。
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