FXはパソコンやVPS(仮想サーバ)にMT4をインストールすると、自動売買できます。パソコンで自動売買する時の設定手順を解説します。
FX自動売買の前提条件
自動売買するには、下記の条件が揃っていないとならないので解説します。
同じMT4でも各FX業者から提供されるMT4しか使えない
各FX業者は、その業者独自のMT4を提供しているため、例えばXMTradigで自動売買したい場合は、XMTradigのサイトからダウンロードしたMT4しか利用できません。
パソコン、又は仮想サーバのMT4しか自動売買できない
スマホにもMT4はありますが、自動売買はパソコン、またはパソコンと同じOS環境を提供してくれるVPS(仮想サーバ)でしか実行できません。
なお、現在のOSでなく、古いOSでも実行可能な場合があるため、MT4の実行環境は各FX業者のサイトをご確認ください。
また、Windowsだけでなく、Macでも自動売買はできます。
自宅にパソコンが無い、又は外出先からでもスマホからパソコン版MT4を操作したい方は、仮想サーバがおすすめです。
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自動売買はEA(エキスパートアドバイザー)という実行ファイルが必要
自動売買は、MT4がEAと呼ばれるプログラムから指示を受けて売買を繰り返すため、EA(エキスパートアドバイザー)を入手は必須です。
EAは、知識さえあれば自作もできますが、一般的には販売されているEAを買う、もしくはネット上で無料配布されているEAを利用します。
EAを販売するサイト
EAを販売しているGogoJungle(ゴゴジャン)というサイトです。下記リンクにアクセスして、自動売買の成績ランキングを参考にしたり、個別に見て良さそうなEAを探しましょう。
EAを無料で提供するサイト
下記の記事に無料EAをまとめて載せているので参照してください。
FXのMT4(メタトレーダー)自動売買で使えるおすすめの無料EA
まずはデモ口座でリアル口座と同じトレードで自動売買を試行する
FX業者によっては、リアル口座と同じトレードができる「デモ口座」が準備されています。もちろん、トレードできるお金はデモ用として口座に入った状態です。
XMTradingのデモ口座がお勧めですが、新規口座開設前しかデモ口座の開設ができないため、デモ口座開設からスタートしましょう。
自動売買する時の設定手順
単純に、入手したEAファイルを指定のフォルダへ入れて、MT4自体を再起動すれば完了です。なお、複数のEAを入れることができるため、自動売買で使うEAを切り替えることも可能です。
MT4をトレードしたいFX業者からインストールする
大概のFX業者が「プラットフォーム」というカテゴリを設けているので、その中にWindows版MT4等があります。
普段はスマホの方でトレード状況を確認すると思うので、スマホ版もインストールしておきます。スマホ版は業者共通のアプリです。
EAをMT4指定のフォルダへコピーする
入手したEAファイルをMT4指定のフォルダへコピーします。
MT4左上の「ファイル」をクリックして「データフォルダを開く」を選択
開いたフォルダから「MQL4」を開く
開いたフォルダから「Experts」を開く
開いた「Experts」にEAを入れる
MuryoEA.ex4はEA実行ファイル
MuryoEA.mq4はEAソースファイル
入れるEAは拡張子が「.ex4」と「.mq4」ですが、どちらか片方だけ入れても問題ありません。もし、「.mq4」のみ入れた場合でも、MT4を再起動すると、「.ex4」が自動生成されます。
「.ex4」のみ入れた場合は、「.mq4」が自動生成されません。
MT4を再起動すると、左側の「ナビゲータ」に入れたEAが表示される
以上で準備としての設定は完了です。
EAを使った自動売買開始手順
自動売買が開始できる状態となったため、自動売買を開始するまでの手順です。
左側の通貨ペアからチャートを表示したいペア上を右クリックして「チャート表示」を選択
左側のEAを右クリックでつかんで自動売買させたいチャート上で離す
EA設定画面が開いたら「全般」タブを表示して、「自動売買を許可する」と「DLLの使用を許可する」にチェックを付ける
EAを置いたチャート右上に「しかめ面のにこちゃん」が表示されても自動売買されない
上のメニューの「自動売買」を押下して、にこちゃんが笑顔になると自動売買開始
上の画像の通り、「自動売買」ボタンが緑だと自動売買可能、赤だと自動売買不可を意味します。
にこちゃんが笑顔が笑顔なので自動売買が稼働中
画像の通り、チャートの右上ににこちゃんの笑顔があるので、自動売買が稼働中となります。