自分のブログ記事がGoogle検索結果の上位に表示されない場合、ブロガーの皆さんはリライトすると思います。
Twitterでフォローするブロガーの皆さんも「リライトした」というつぶやきを多く発信しています。
単純に「リライト」と言っても、ブロガー初心者の方々は、「リライトって、具体的にどうすればよいのか」と迷うことでしょう。
当記事では、僕が実際にやってきた「ブログ記事のリライト方法」を解説します。
- リライトが必要な記事と判断とする根拠
- ブログ記事リライトのポイント
- 記事タイトルに根拠が無かった
- 画像を定義するHTML「img src」に画像の説明「alt」を入れる
- 誤字、脱字を修正した
- 漢字で表記する方が読み易い単語を漢字に変更した
- リンク先を「http://」から「https://」に更新する
- 記事内に書いたリンクURLがリンク切れになっている
- 記事内の数字及び英文字を「半角」に統一する
- 内容が類似しているいる記事の削除、または統合する
- 見出しのタグは「<h2>」から始める
- <h2>と<h3>、<h3>と<h4>等、タグとタグの間には短文でも必ずコメントを入れる
- 公序良俗に反する記事や著作権侵害の記事を無くす
- 例え医療的な内容の記事であっても肌が露出された画像は掲載を避ける
- 記事内の広告数を減らす
- 記事内の文字数が少ない
- 記事に貼り付けたYouTube等の動画を説明するタグを付ける
- 記事のリライト以外で行ったブログの改善方法
リライトが必要な記事と判断とする根拠
「この記事はリライトが必要」と判断するには、「機械的な判断」と「感覚的な判断」の2つがあります。
アドセンスの広告が表示されない記事はリライトが必要
Googleアドセンスの広告は、記事毎に表示が適切な記事であるかが判断されます。
従って、ある記事では広告が全く表示されないこともあります。
ブログ執筆の経験から言えることは、記事内容が乏しい、記述誤り等があると、表示されなくなるようです。
記事内容が単なる商品説明、もしくはユーザに役立たない
アフィリエイトを目的とした記事でよくある失敗は、記事内容が商品広告から抜粋した文章が並んでいるものです。商品広告と類似していれば、記事の存在意義はありません。
別のパターンでは、ユーザに役立たない記事があります。
ユーザが知りたい結論が無い、または手順が無くユーザは結果的に対応できない等の記事です。
ユーザは目的を満たしたくてブログ記事を読み始めるので、客観的に記事を見て、ユーザの目的を満たせないと判断した記事は、分かり易い手順を入れる等、リライトが必要になります。
スポンサーリンク
ブログ記事リライトのポイント
僕が実際にリライトを実践したポイントを解説します。
記事タイトルに根拠が無かった
明らかに、記事タイトルや記事内容に事実に反した記載があると、Googleからの評価は下がります。
「ブログで得た収入を1.2倍に増やす」という趣旨で書いた記事タイトルに、僕は事実に反する形容詞を付けてしまいました。
誤った記事タイトル
記事内容に「株で増やした」と書いてあるのに、記事タイトルには「簡単に」という言葉を使いました。
「僕が簡単に1.2倍に収入を〜」
株にはリスクがあり、お金を簡単に増やせるわけで無いのに、「簡単に」という形容詞を入れたことは事実に反しています。
この「簡単に」が原因で、その記事にはアドセンス広告が1つも表示されませんでした。
改善後の記事タイトル
「簡単に」という形容詞を記事タイトルから取り、「僕が1.2倍に収入を〜」に変更しただけで、アドセンス広告が表示されました。
画像を定義するHTML「img src」に画像の説明「alt」を入れる
ブログ記事に画像を貼る箇所に、HTML文の「img src」を使います。但し、Google等の検索エンジンからその画像を見ても何の画像か判断できません。
Google等の検索エンジンに「この画像はこのような画像です」と説明文を書くのが「alt(オルト)」という定義です。
この説明文を書く事によって、Google等の画像検索に、あなたの画像が表示される可能性が出てきます。
誤字、脱字を修正した
基本的なことですが、ブログを一通り読んで発見した誤字や脱字を修正しました。
漢字で表記する方が読み易い単語を漢字に変更した
「はし」という単語だけでは意味が通らない場合でも、漢字にすると「橋」、「端」、「箸」と意味が通るようになります。
記事を読み返してみて、漢字で表記し直した方が意味が通ると判断した単語を、漢字表記に変更しました。
リンク先を「http://」から「https://」に更新する
今後、ホームページのURLは「https://」が当然となります。
「https://」と「s」が付いているURLは「暗号化されて、個人情報を入力しても安全なサイト」であるからです。
従って、多くのホームページが「http://」から「https://」に変更しています。
その結果、過去に書いた記事に、「http://」のリンクが残っている可能性がありますので、もし、そのリンク先ホームページが「https://」に変更されている場合、「https://」に変更する必要があります。
リンク先のURLが「http://」のままなら書き換えは不要
「https://」に変更されていないホームページもあるので、変更されていない場合は書き換え不要です。
逆に、「https://」で無いサイトであるのに「https://」に変更すると、アクセスエラーとなります。
記事内に書いたリンクURLがリンク切れになっている
「リンク切れ」とは、リンク先のURLが変更になったり、削除されたことによって、リンクURLをユーザがクリックしても「このホームページは存在しません」とエラーが表示されることです。
ユーザに紹介したいホームページのリンクでも発生する可能性はありますし、楽天市場の商品でも品切れによって商品ページが削除されることがあります。
リンク切れは、他のホームページに置き換えるか、そのリンクに関する記事内容を削除しましょう。
記事内の数字及び英文字を「半角」に統一する
数字及び英文字は、半角で統一しました。
記事内の数字が半角と全角で混在していると、記事の一番下にあるGoogleの広告である「関連コンテンツ」が表示されませんでした。すべて数字を半角で統一すると、それ以降は「関連コンテンツ」が表示されるようになりました。
また、全角ではなく半角とした理由は、桁数の多い数字や、文字数の多い単語を読み易くするためです。
内容が類似しているいる記事の削除、または統合する
自分のブログの記事数が100記事を超えた頃、以前書いた内容の記事なのに、類似した記事内容を改めて書いた経験があります。
自分のブログ記事をひとつずつ順番に見て行くと、類似した内容の記事に気付きます。
見出しのタグは「<h2>」から始める
見出しのタグである<h1><h2><h3>・・・は数字の順序通りに記事で使われないと、正しいHTMLでは無いとして、Googleから悪い評価を受けます。
<h1>は記事タイトルであるため、記事内で最初に使う見出したタグは「<h2>」です。
僕は以前まで失敗していて、<h3>から始めたり、<h3>だけ使っていたりしました。
また、他のブログの失敗例として、下記のような記述がありました。
タグの使い方具体例
実際にブログ記事を書く時にタグの使い方をイメージできる具体例を下記に書いてみました。
ブログタイトル:iPhoneの充電で気をつける2つのポイント
<h2>はじめに</h2>
〜〜〜〜
<h3>当記事の趣旨</h3>
〜〜〜〜
<h3>当記事の前提条件</h3>
〜〜〜〜
<h2>iPhoneの充電で気をつける2つのポイント</h2>
〜〜〜〜
<h3>ポイント1:100%になったら充電コードを抜く</h3>
〜〜〜〜
<h4>長時間充電するとこんな悪影響がある</h4>
〜〜〜〜
<h4>充電が80%を超えたら充電コードを抜いて良い</h4>
〜〜〜〜
<h3>ポイント2:こま目に充電しない</h3>
〜〜〜〜
<h2>まとめ</h2>
〜〜〜〜
<h2>と<h3>、<h3>と<h4>等、タグとタグの間には短文でも必ずコメントを入れる
ブログ文中の項目タイトル下には、短文でも良いのでコメントを書くようにしましょう。これは、その項目で何を説明するのかをユーザに分かるようにするためです。
悪い例:<h2>タグの下にコメント無く<h3>タグがある
下記の例では、<h2>タグのすぐ下に<h3>タグがあります。<h2>タグであろうが、<h3>タグであろうが、タグの下には必ず短文でも文章を書きましょう。
<h2>iPhoneの充電で気をつける2つのポイント</h2>
<h3>ポイント1:100%になったら充電コードを抜く</h3>
〜〜〜〜
良い例:<h2>タグの下にコメントがある
下記の例では、<h2>タグの下に、<h3>で説明する内容に関するコメントを入れています。
<h2>iPhoneの充電で気をつける2つのポイント</h2>
iPhoneの充電で気をつけないと、バッテリーの劣化が早くなりますので、下記のことを守って充電しましょう。
<h3>ポイント1:100%になったら充電コードを抜く</h3>
〜〜〜〜
公序良俗に反する記事や著作権侵害の記事を無くす
公序良俗に反する内容の記事や、著作権侵害といった記事は、無論、広告主のイメージを損なうため、広告は表示されません。
意外に多いのが著作権侵害で、他人のブログに載っている画像をそのまま自分のブログに貼り付けたり、アニメキャラや芸能人の画像をそのまま使うのも、当然のことながら著作権侵害です。
また、盲点としては「他サイトのスクリーンショットを載せる」ことです。
例え医療的な内容の記事であっても肌が露出された画像は掲載を避ける
以前、Twitter上で相談のあったサイトを拝見したところ、医療に関する経験記事であるものの、そのトップ画像に肌の露出が多い画像があったためにアドセンスが不合格という方がいらっしゃいました。
例えば、男性に対するマッサージの画像で、肩だけ肌が露出しているような画像でも、アドセンスの合否に影響ある可能性があります。
記事内の広告数を減らす
その表示されなくなる原因のひとつに「広告が多く、記事よりも広告がメインになっている」記事があるようです。
ひとつの記事に広告を3つ入れていたところを2つに減らしたことで、関連コンテンツが表示されるようになった経験があります。
ちなみに、アドセンス広告をたくさん記事内に入れると、ユーザの読み易さを損ねることになるので、記事途中に入れる広告は1つから2つがベターと僕は考えます。
記事内の文字数が少ない
必ずしも文字数が少ない記事が悪いということはありません。
現に、当ブログで500文字程度の記事であっても、毎日検索にヒットしてアクセスされている記事はあります。
ただ、内容の乏しい記事であった場合、内容を充実させるための文字数を2、3行増やしたり、タイトルで理解し易くするための<h2>タグを1つ増やすだけで、「関連コンテンツ」が表示されることがあります。
記事に貼り付けたYouTube等の動画を説明するタグを付ける
僕は、YouTubeの動画を、単純に文章の途中に貼り付けていましたが、動画の内容を理解し易くするよう、<h3>等のタグで動画の内容を示すタイトルを付けるようにしたことで、アドセンス広告が表示されるようになったことがあります。
記事のリライト以外で行ったブログの改善方法
僕が実践したブログ記事の改善は、ブログのリライトだけではありません。
他のブロガーからTwitterを通じて教わった、下記のブログ改善方法も実践しています。
ブログの表示を早くするようにブログの設定を変更した
自分のブログをスマホで表示してみてください。この際、Wi-Fiは使わないことです。
完全に表示されるまでの時間は早いでしょうか。
表示が遅いと、ユーザはあなたのブログを見てくれなくなりますので、まずは表示速度を判定してくれるツールを使って、改善が必要か否かを確認します。
ブログの表示速度を測定する無料ツール
下記の2つのツールは非常に有名であり、信頼性の高いツールです。
特に「PageSpeed Insights」はGoogleが提供するツールであり、Googleの検索順位にも影響すると思われますので、合格点を出せるよう、ブログの設定を変更しましょう。
PageSpeed Insights(Googleスピードテスト)
ひとつの記事に複数のカテゴリを指定しない
以前は記事を書いた後、類似したカテゴリのどちらにも属する記事なので、2つ以上のカテゴリを記事に設定していましたが、「ひとつの記事にカテゴリはひとつだけ設定する」というルールに変更しました。
併せて、似通っているカテゴリを統合するよう変更しました。
似通っているカテゴリがあると、ユーザはどちらのカテゴリから目的の記事を探せば良いか判別しづらいため、このような対策を行いました。
カテゴリ名を「単語」から「文章」に変更した
以前の当ブログのカテゴリ名は、「音楽」や「パソコン」といった単語でした。
ただ、単語よりも文章の方が、カテゴリを理解し易いと感じて、シンプルでありながらカテゴリ内に入っている記事内容が理解できる文章に変更しました。