電気圧力鍋とは、電気を使って圧力鍋と同様な使い方ができる機械です。
極端な言い方をすれば、材料を入れてスイッチひとつだけで調理できるという便利な機械です。
今回、ショップジャパンの電気圧力鍋「クッキングプロ」を使って、パスタが2分で茹で上がるズボラパスタ調理、お米の炊飯、チキンカレー、そして、サケとほうれん草のスープパスタを調理してみました。
びっくりするくらい早く、且つ手軽に調理できて、電気調理器具ならではの安全性を体感できました。
今回使ったショップジャパンの電気圧力鍋「クッキングプロ」で出来ること
【公式】クッキングプロ レシピ付きセット【送料無料】材料を入れてボタンを押すだけ!ご飯も炊ける1台8役の電気圧力鍋「クッキングプロ」。<Shop Japan(ショップジャパン)公式>
今回使った電気圧力鍋は、ショップジャパンの「クッキングプロ」です。
上の写真にある通り、幅と奥行きは炊飯器と同程度で、高さが炊飯器より多少高くなります。
「クッキングプロ」でできることは、ほとんどの調理と言えるでしょう。
加えて言えば、ガスコンロや電子レンジでは実現が難しい「低温で調理するスロー調理」や「無水調理」も、安全且つ簡単に実現できるのは、電気圧力鍋ならではです。
お米の炊飯
クッキングプロの内釜は、まるで炊飯器の釜と同じように炊飯用の目盛りが付いているので、炊飯器と同じ感覚で水を計って炊飯できます。
パスタを茹でる
クッキングプロには「パスタ」ボタンが付いており、たった2分の圧力鍋による煮込みで、2人前のパスタを茹でられます。
なお、沸騰までに数分掛かるので、パスタが茹で上がるまでの時間はスイッチを入れてから5分程度です。
肉、魚や野菜を炒める
「クッキングプロ」のフタをせずに「炒める」ボタンを押すことで、釜の中で材料を炒めることができます。タイマーで炒める時間を設定できるので、炒め過ぎも防止できます。
また、炊飯器の内釜と同様の鍋で炒めるので、焦げ付きにくく、使用後の内釜洗いもサッと終わります。
肉、魚や野菜を煮込む
圧力鍋として、もしくは無加圧で肉、魚や野菜を煮込むことができます。タイマー付きの「煮込み」ボタンを押すだけなので、常に一定の調理ができて、煮込み過ぎの心配もありません。
茶碗蒸し等を蒸す
蒸す時に蒸す物が水に浸からないよう、釜の底から上げることができる専用の蒸しプレートが付いています。
茶碗蒸し等の蒸し料理がタイマーを使って調理できる他、じゃがいも6個が6分、トウモロコシ2本が2分と、非常に短時間で調理完了です。
【電気圧力鍋ならでは】 無水で調理する
電気圧力鍋ならではの調理方法ですが、食材の持つ水分だけでキーマカレー等が調理できます。水を入れない分、素材そのものの味を堪能できます。
【電気圧力鍋ならでは】 約72度と低めの温度でスロー調理
沸騰させる調理と違い、約72度と低めの温度を保てるのも電気圧力鍋ならではですが、約72度と低めの温度のスロー調理なら、例えばロールキャベツの肉もジューシーさを保てます。
また、厚みのある肉をジップロックで密封して、水を張ったクッキングプロの中で1時間から1時間30分ほどスロー調理(低温調理とも言う)してから肉を焼くと、中まで柔らかいお肉が味わえます。
スポンサーリンク
電気圧力鍋「クッキングプロ」を使う利点
電気圧力鍋「クッキングプロ」は、電気を使う調理器具ならではの、非常の大きな利点があります。
タイマーで調理できるので常に一定の調理ができる
電気を使うので、ガスと違ってタイマーで調理自動停止できます。また、火加減は毎回同じであるので、常に同じ調理が可能です。
調理が自動なのでその場を離れても安心できる
ガスコンロで調理する時はその場を離れるのは危険ですが、調理が自動で停止するので、その場に居なくとも安全です。
他の家事をしながらでも、朝支度をしながらでも、完全にほったらかしで安全に調理できます。
圧力鍋なので非常に短時間で調理できる
例えば、スパゲッティもたった2分で調理完了、そして、カレーも3分炒めた後に5分の煮込みでの調理時間でできる等、非常に短時間で調理が完了します。
電気圧力鍋を使う難点
難点と言える程の難点でも無いですが、使い方の状況によっては下記のような難点があります。
電子レンジと同程度の700Wの電気を使うので炊飯器と同時に使えない家庭もある
電気圧力鍋「クッキングプロ」の場合、電子レンジと同程度の700Wの電気を使うので、例えば我が家のように1200Wの電気を使う炊飯器であると、ブレーカーが落ちる可能性があります。
電気圧力鍋「クッキングプロ」で炊飯と調理の両方を行う場合は炊きたてのご飯が食べれない
電気圧力鍋「クッキングプロ」はお米の炊飯もできます。
電気圧力鍋「クッキングプロ」で炊飯の後、おかずを調理する場合、炊飯したご飯をタッパーに入れ替えておく必要があるので、炊きたてのご飯はおかずができるまで食べれないことになります。
従って、炊きたてのご飯を食べたい方は、以下の手順なら実現可能です。
- クッキングプロでおかずを作る
- おかずを一旦、別の鍋に移す
- クッキングプロでご飯を炊く
- ご飯が炊けたら、クッキングプロでおかずを温め直す(3分)、またはガスレンジや電子レンジで温め直す
パスタをたった2分で茹でてみた
パスタは大好きなのですが、茹でるのに時間が掛かります。
茹でるのに水をたっぷり入れないとパスタ同士がくっついてしまうので、鍋の水が沸騰するまでの時間で5分程度、パスタを入れて茹で上がるまでに9分程度掛かることを考えると、1人前のパスタなら尚更調理が面倒になります。
ところが、電気圧力鍋は、1人前のパスタを茹でるのに2分で、且つ水も300ml(1カップ+1/2カップ)と、鍋で茹でるのに必要な水の1/5程度で茹で上げることができるんです!
実際に電気圧力鍋を使って、少ない水なのに2分で茹で上がるのか、茹で上がったパスタが美味しいのか試してみました。
パスタを茹でる手順
実際に、クッキングプロのレシピ本に従って、1人前のパスタを茹でてみました。
パスタ1人前として100gの分量を計る
電気圧力鍋クッキングプロの取扱説明書には「パスタ80gを茹でる」と書いていますが、男性だと100gが丁度良いボリュームなので、今回も100gのパスタを使ってみました。
パスタを半分に折って電気圧力鍋クッキングプロに入れる
電気圧力鍋クッキングプロにパスタはそのまま入らないので、半分に折ります。
パスタ同士がくっつきにくくするため、半分ずつ交差するように入れます。
ちなみに僕は、パスタを半分に折って調理することに抵抗感を感じていたのですが、半分のパスタはとても食べ易く、麺にソースが絡み易くなるので、逆にパスタを半分に折って調理することが好きになりました。
茹でるための水300mlを計る
水は300mlで足りるので、300mlを計ります。
上の写真のような軽量カップの無い人は、お米を計るカップの目盛りでおよそ150mlを計れるので、150mlを2杯入れます。
最後に塩を表面にまんべんなく入れる
塩を適量入れます。
適量とは、電気圧力鍋クッキングプロに入った水の表面全体に塩がパラパラと入った状態を言います。
電気圧力鍋クッキングプロのパスタモードで調理を開始する
電気圧力鍋クッキングプロには「パスタ」ボタンがあり、そのボタンを押して調理開始するだけで、パスタが2分で茹で上がります。
もちろん、電気圧力鍋のフタを閉めて、圧力鍋の状態にしています。
パスタの茹で出来上がりの状態
ほぼ完璧な茹で上がりです。
「ほぼ」と言ったのは、僕のパスタの入れ方が悪く、上手くバラして入れられてないところがくっついたからです。
ただ、くっついた部分も美味しい状態、くっついていない部分はベストな茹で上がりだったので驚きました。
これだけ気軽にパスタを茹でられるなら、パスタを調理するのが全く苦になりませんね。
引き続きカルボナーラにしてみた
引き続き、茹で上がったパスタを使って、「青の洞窟」のレトルトソースであるカルボナーラで、先ほど茹でたパスタをカルボナーラにしてみました。
カルボナーラに入れる玉子を準備した
僕は、カルボナーラに半熟玉子を入れたい人なので、玉子も準備しました。
茹でたパスタを再び電気圧力鍋クッキングプロへ戻す
茹でたパスタを、再び電気圧力鍋クッキングプロへ戻します。
カルボナーラソースを電気圧力鍋クッキングプロへ入れる
電気圧力鍋クッキングプロに戻したパスタの上から、レトルトのカルボナーラソースを加えます。
最後に玉子を入れる
最後に玉子を入れます。
玉子を最後にしたのは、直接パスタに玉子が入れると、パスタと玉子がくっつくからです。
煮込み炒めモードで3分間炒める
電気圧力鍋クッキングプロには「煮込み炒め」ボタンがあるので、電気圧力鍋のフタを開けたまま、3分間パスタを軽くかき混ぜながら煮込みます。
パスタの茹で時間含むカルボナーラの調理手順
8分〜10分程度で完成です。
カルボナーラの出来上がりの味
最高の出来でした。美味しいです。
まず、パスタの茹で加減がベストで、鍋で茹でるよりも良い仕上がりになりました。
また、パスタを半分に折っているので、とてもすくい易く食べ易いです。
カルボナーラソースも丁度良い加減に温まっているので、あっという間に食べ終われました。
なお、1点失敗だったのが、玉子が目玉焼きのような状態になったことです。
電気圧力鍋クッキングプロなら半熟玉子も調理できるので、玉子はパスタを茹でる前に作っておくことをおすすめします。半熟玉子の調理手順も、ボタンひとつで非常に簡単です。
お米を炊飯して味わってみた
電気圧力鍋で炊いたご飯がどのくらい美味しいのか、実際に炊いてみました。
炊飯の調理手順
普通の炊飯器とほぼ同じ手順です。
炊飯器と異なる手順は、クッキングプロの内釜はデリケートであるため、お米を研ぐにはボール等を使う点と、炊きあがりで圧力鍋の内圧を抜く点です。
炊飯の調理時間
炊飯器と大きく異なるのは、炊飯時間が炊飯器の1/3程度と早くご飯が炊けることです。
炊飯の出来上がりの味
結論を言えば、クッキングプロはさすがに炊飯の専用機で無いので、2万円前後の炊飯器で炊いたご飯と同等と感じました。
我が家の炊飯器は20年前に買った古い物ですが、雑誌の家電評価でも好評価の10万円近い高額商品であるため、非常に美味しくお米が炊飯できます。
その高額炊飯器の味に、クッキングプロで炊飯したご飯の味は届かないものの、炊飯したご飯としての味に合格点は出せます。
なお、クッキングプロの取扱説明書に「お米を浸け置きしなくとも、おいしく炊けます」と書いてありますが、僕は浸け置きをおすすめします。
理由は、30分程度の浸け置きによって、お米にしっとり感が出てきたからです。
チキンカレーが30分掛からず出来たので驚いた
チキンカレーの材料と分量
材料は、3人前です。
- カレー粉:半分
- 鶏胸肉:260g
- じゃがいも:2個
- ニンジン:1本
- タマネギ:1個
- バター:大さじ1
- オリーブオイル:大さじ2
チキンカレーの調理手順
実際に電気圧力鍋クッキングプロを使ったチキンカレーの調理手順を、写真入りで解説します。なお、クッキングプロのレシピ本にチキンカレーは無いため、レシピ本を参考に考えながら作りました。
ジャガイモを1cm程度に細く切って水に浸ける
ジャガイモを煮込み易くするために、1cmの厚みに切りました。
ジャガイモのデンプンを抜くため、30分程、水に浸けます。
ニンジンを5mm程度に半月切りして、タマネギを細めに切る
ニンジンも煮込み易くするために、5mm程度の厚みに切りました。ニンジンの食感が保たれるように、半月切りとしました。
タマネギも煮込み易さを意識して、細めに切りました。ただ、タマネギの厚みは切り方に関わらず同じなので、細めに切る必要は無いと思います。
鶏肉を切る
唐揚げ用の大きさに切られた鶏胸肉を買ったので、火の通りを良くするため唐揚げの大きさから1/3程度に切りました。
鶏肉を6分炒める
鶏肉の表面だけ焼くために、3分タイマーで2回、計6分間炒めました。
6分で鶏肉の表面はしっかり焼けました。
特筆すべきは、材料がしっかり炒められる火力なのに、釜にこびり付く気配は全くなく、材料を混ぜ易かった事です。
これは、釜の表面がこびり付きづらい加工であるのと、クッキングプロの火加減がベストになるよう調整されているからです。
野菜を加えて3分炒める
鶏肉の上から全ての野菜を加えて炒めます。
ただ、野菜全体を炒めるには9分程度の時間を掛ける必要があることから、野菜全体を炒めないことにして、3分間だけ炒めました。
500mlの水を加える
チキンカレー3人前の材料であれば、500mlの水が丁度良い量でした。
圧力鍋で5分調理する
カレールーは入れずに5分間、圧力鍋で鶏肉と野菜を煮込みます。
フタを外してカレールーを1つずつ加えながら6分煮込む
無加圧で煮込みながら、カレールーを1つ加えて、ルーが溶けたら次のルーを入れる手順で、カレールーの半分を6分の煮込みで溶かしました。
チキンカレーの調理時間
材料を切るところから30分程度で完成です。
但し、ジャガイモのデンプン抜くための時間を含めていません。
チキンカレーの出来上がりの味
美味しいです。
たった5分の煮込み時間で、ジャガイモやタマネギは溶けた状態になります。また、鶏肉も中までしっかり火が通っています。
ただ、今回、僕が失敗と感じたことは、ジャガイモが5分の煮込み時間でもとろけて、カレーが甘くなったため、ジャガイモがとろけないように、厚めに切る必要がありました。
1cm厚のジャガイモを、たった5分の煮込みでとろけさせてしまうところは、クッキングプロの圧力による煮込みが非常に高性能だからと言えます。(ここまで素晴らしい煮込みができるとは)
次回から、ジャガイモは2cmの厚みに切ることにします。
パスタがたった2分!レトルト食品感覚でお手軽だった
前述の通り、パスタは2分で茹で上がるので、クッキングプロのレシピ本に載っている本格的なパスタ「サケとほうれん草のスープパスタ」をレシピ本通りに作ってみました。
パスタの材料と分量
- サケの切り身:2切
- ほうれん草:1束
- 水:2カップ(400cc)
- コンソメの素:1個
- ホワイトクリーム:100ml
- 牛乳:100ml
- 料理酒:大さじ1(適量)
- バター:大さじ1(適量)
パスタの調理手順
材料もざく切りなので、手間が掛からずに完成します。
ほうれん草を四等分に切った跡、アク抜きのためにクッキングプロで9分間、水から茹でる
ほうれん草は茹でてアク抜きしますが、ほうれん草を水洗いした後、4等分に切ってからクッキングプロへ入れます。
ほうれん草が浸かるくらいまで水を入れた後、クッキングプロのフタを開けたまま「煮込む」ボタンを3回分、合計9分煮込みます。
9分煮込んだ後、ほうれん草をザルにあけて水洗いします。(色をきれいな緑にするため)
サケを1口サイズに切って3分間炒める
サケの皮をはいで、1口サイズに切ります。
クッキングプロで3分間炒める
クッキングプロにバターとオリーブオイルを敷き、切ったサケを入れます。
「煮込み、炒める」ボタンで3分間炒めると、サケの表面は綺麗に焼けます。
半分に折ったパスタ200gを入れた後、2カップ(400cc)の水を入れて圧力鍋で煮込む
2カップ(400cc)の水を入れた後にパスタを入れると、パスタが丁度浸かります。
「パスタ」ボタンを押して、1分間煮込みます。
生クリームと牛乳、ほうれん草を入れて3分煮込む
生クリームと牛乳、ほうれん草を入れて、フタをせずに3分間煮込みます。
パスタの調理時間
材料を切るところから20分程度で完成です。
パスタの出来上がりの味
美味しいです。
こんな短時間でできる料理なのに、サケは火が中までしっかり通って臭みも無く、パスタもベストな状態に茹で上がっていたのは大変驚きです。
電気圧力鍋「クッキングプロ」があると栄養満点の料理がレトルト感覚で調理できて重宝する
普段は自炊をしないと、本格的な料理がとても面倒に感じます。
ただ、本格的な料理で無いと、どうしても栄養に偏りが出てしまうので、手軽に本格的な料理を味わいたい、それを実現してくれるのが「クッキングプロ」だと感じました。
クッキングプロは共働き家族からお年寄りの一人暮らしまで幅広く活躍してくる
クッキングプロ最大の利点である「安全に調理できる」ことを考えると、共働き家族からお年寄りの一人暮らしまで、その利点を活かせると感じました。
忙しい共働き家族では、材料さえ切ってしまえば、後はお母さんが作ろうが、お父さんが作ろうが、片手間でできる料理なのに、家族が大満足できる味に仕上がります。
僕の父親もそうですが、お年寄りの一人暮らしでは本格的な料理を作り甲斐が無いと言いながら、クッキングプロをいざ使わせると、「これ、いいな。お父さんにくれ!」と言われました。
(親に向かって「自分で買え!」と歯向かいました(笑))
父親は、一人暮らしも6年程になりますが、いつも「手間が掛かるから、インスタントで済ます」と言っていました。でも、クッキングプロのように手軽にできるなら、インスタントから卒業できると申しておりました。
息子としても、クッキングプロは安全性が高く、安心して一人暮らしさせられると感じます。
クッキングプロは、こちらのショップジャパンで買える
クッキングプロは、通販でお馴染みのショップジャパンでのみ買うことができます。
自宅だけでなく、お年寄りとなった親御さんへのプレゼントとしても、最適ではないでしょうか。
(父親にプレゼントしなかった僕が言うセリフでも無いですが(笑))