我が家は手巻き寿司が大好きですが、特に恵方巻きを食べる節分の季節には、ご自宅で手巻き寿司や恵方巻き作りを家族で楽しまれる方も多いと思います。今回、美味しい恵方巻き(太巻き)を作ったところ、これがなんと!超美味しかったんです!(ただし、外見作りは下手くそでした)
恵方巻き・太巻きを、自宅で簡単、かつ美味しく作る方法をご紹介します。
恵方巻きや太巻き作りに準備するもの
恵方巻きや太巻きを作るのに、職人技が不要なアイテムを使うと、とても綺麗に作れます。
恵方巻き・太巻きを簡単に作れる型
この型にご飯と具材を詰めるだけで、お子さんでも簡単にできる恵方巻き・太巻き用の型です。
実際使ってみるとわかりますが、「おお〜!うまくできた〜」と実感します。トップ画像の写真にあるご飯が、実際にこの型で作ったものです。上手にできてますよね。

酢飯作りに使う桶・巻きす付き
この手巻き寿司用の桶は、恵方巻きの酢飯作りに使う他、太巻きを巻くときに使う「巻きす」もセットになっている他、手巻き寿司をするときに使う小さなしゃもじも3つ入っているので、恵方巻き作りだけでなく、普段の手巻き寿司用にも使います。
我が家はずっと普通のボールを使って酢飯作りをしていましたが、はじめて平べったい桶で酢飯を作ってみて感じたいのが、「ぜったい酢飯作りにこの桶は欠かせない」ということです。
大げさな言い方ですが、酢飯を作る器ひとつで、酢飯の味が格段に違うという貴重な体験ができたのは、この寿司桶のおかげです。
そう感じた理由は、下記の通りです。
- ご飯を冷ましやすい
- 寿司酢がまんべんなくご飯に行き渡るので非常に美味しい酢飯ができる
- ご飯が固まりになりづらい
- この桶はプラスチックなので、ご飯が桶に付きづらい
- プラスチック製の桶は洗いやすい
恵方巻き・太巻きを巻ける大きさの「巻きす」がセットになっているので、恵方巻きも作れます。のり一枚より一回り大きいサイズです。
手巻き寿司を食べるとき、取り合いになるしゃもじも3つ付いてきます。お子さんの手にもなじむ小さめの作りです。

寿司酢
今までスーパーで売っている寿司酢を買っていましたが、この寿司酢で今までの「酢」の概念がひっくり返されました。この酢は美味しいです。
- 「酢」を意識させないほどに、つんっとした香りがしない
- この酢で作った酢飯は、お刺身などの具材とあまりにマッチしすぎる
- 具材の味を汚さない
- ご飯の甘みを控えめであるが引出している
のり
手巻き寿司用の「のり」だと半分のサイズになるので、通常サイズの「のり」を買いましょう。
恵方巻きの具材
太巻きなら、スーパーで売っているお刺身盛り合わせでも簡単に巻けます。今回はお試しにサーモンを買ってみました。
炊きたてのご飯(3人で3合)
家族構成によりますが、大人なら1人1合程度で足ります。
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恵方巻きや太巻きの作り方
では、実際の作り方を写真入りで解説します。
炊きたてのご飯を寿司桶に全部入れる
ご飯は炊きたてが美味しいです。
残りご飯をレンジでチンすると味が落ちるので、必ず炊きたてを炊飯器から出して作りましょう。
寿司酢はご飯1合に対して30ml入れる
ご飯1合あたり30mlの寿司酢を入れます。この配分を厳密にやることで美味しさが増します。
寿司酢をご飯にまんべんなくかける
寿司酢をご飯にまんべんなくかけます。
ドバッと入らないよう、しゃもじをクッションにして寿司酢を散らしながら入れます。
寿司酢を全部入れた後、ご飯を縦に切るように混ぜます
寿司酢を入れたご飯を、しゃもじを縦に走らせながら切るように混ぜます。これでご飯がつぶれなくなります。
うちわであおぎながら混ぜると、うまく冷めてくれます。
なお、混ぜているときに気付きますが、「あれ?寿司酢入れすぎたかな?」と思えるくらい、寿司酢が桶の底に残っていますが、混ぜているうちにご飯が寿司酢を吸い取ってくれるので心配ありません。
ご飯が寿司酢をすべて吸ったら、さらにうちわであおいで冷ます
寿司酢を適量である30ml入れたので、桶の底に寿司酢が残らなくなったら「寿司酢を全部ご飯が吸った」ことになるので、あとはうちわであおぎながらご飯を冷まします。
酢飯が冷えたら、恵方巻き・太巻きの型の半分までご飯を入れる
ご飯がある程度まで冷めたら、恵方巻き・太巻きの型にご飯を詰めます。ご飯を入れる量は、型に書いてありますので分かりやすいです。
「具材が入るかな?」と思っても、ご飯はあとでぎゅっとつぶされるので、分量通り入れれば大丈夫です。
恵方巻き・太巻きの具材を縦に切る
恵方巻きとして食べていくとか、太巻きとして横に切るときを考えると、具材を細長くする方が食べやすかったり、切りやすかったりするので、具材を細長く切ります。
恵方巻きを食べるとき、お刺身の盛り合わせのように予め切れていると、お刺身が丸ごと「スポッ」と出てくるかもしれません。太巻きなら、食べる前に横に切るので、お刺身の盛り合わせを使っても問題ないと思います。
恵方巻きの具材を詰めた後にまたご飯を載せる
太巻きなのでもっと具材は入りますが、この日はサーモンしかなかったのでサーモンだけ入れて、さらにご飯を詰めます。
具材がたくさんあった方が美味しいし、いろいろな具材を一口で味わえるのが恵方巻き・太巻きのメリットなので、これでもか!というくらいに具材を重ねて詰め込むことがおすすめします。
写真ではあまりご飯が詰められていませんが、ご飯はぎゅっと詰めるので、型へてんこ盛りに入れましょう。
巻きすの上にのりを1枚載せた後、ご飯を載せる
「巻きす」の上にのり1枚を載せます。のりのサイズは、一番大きいサイズです。
恵方巻き・太巻きの型に入ったご飯をのりの上の載せます。
「巻きす」は端の方からぎゅっぎゅっと全体を固めるように序々に巻いていく
「巻きす」を一周だけ巻いた後、手でぎゅっぎゅっと全体を固めならが巻きを進めます。
恵方巻き・太巻きが完成!
ぜんぜん美味しそうに見えませんが、いい感じでできました!
反省点としては具材が少なかったこと、ご飯が少なくてぎゅっと固い恵方巻きができなかったことです。
反対側からは、ちゃんと具材が見えます。
具材が少ないとさみしいですが、結構食べやすかったです。
不器用なのできれいに切れませんでしたが、太巻きサイズに切ると、食べやすいサイズになりました。
味ですが、良い寿司酢を使ったおかげで、今までの「酢がツンっと鼻につく」ようなことはなく、ほんのり甘みがあって、でも具材の味を酢が壊していません。お子さんには好まれる味ではないでしょうか。
恵方巻き・太巻き作りのポイント
今回、形はうまくできませんでしたが、味は満点でした!
実際に作ってみた反省を踏まえた恵方巻き・太巻き作りのポイントは下記の通りです。
- 具材は豊富に入れる!
- ご飯をぎゅっと固めるため、恵方巻き・太巻きの型にご飯は大盛りで詰める
- 寿司酢はお金を掛けても良いものを!
- 酢飯作りは平べったい桶で作る!
前述の通り、一口でたくさんの具材をほうばれるのが恵方巻き・太巻きの利点ですので、ご飯より具材をいっぱい詰め込みましょう。
型でご飯をぎゅっと固めたいので、型よりも盛り上がるくらいにご飯を詰めましょう。
「寿司酢の違い」がそのまま「恵方巻きの味の違い」になります。今回使った寿司酢は大変おすすめですが、他にも様々な寿司酢はあります。いろいろ試して、自分好みの寿司酢を見つけましょう。
寿司酢をまんべんなく酢飯に浸透させるためは、平べったい専用の寿司桶は必須アイテムです。

