ソロキャンプとは「ひとりのキャンプ」です。
それは、自転車やバイクによるツーリングだったり、登山だったり、車で行く人も居るかと思います。そんなソロキャンプは、カップルやファミリーで行くキャンプよりも「コンパクトさ」が求められます。
そのコンパクトさを重視したソロキャンプ道具の選び方をご紹介します。
ソロキャンプ用のテントは、2、3名用が適度な大きさです。
北海道等で自転車ツーリングを楽しむ方は、バス停、公園等のベンチでテントを張らずに寝る姿もよく見かけます。ただ、夜雨に降られるのもイヤなので、ぜひソロキャンプに持って行きたいアイテムです。
ミニタープ
タープは、テントの外に出した荷物を急な雨、朝露から守ったり、風よけ、日差しよけ等、様々活躍する必須アイテムです。
曇りや雨のときにタープの下が暗くならないよう、明るい色をお勧めします。
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ペグ
ベグはテント、タープの固定に必要な必須アイテムです。テントやタープに付属するので改めて購入するのは付属品のペグが使えなくなってからでいいと思います。
ペグ用ハンマー
ぺグハンマー
ペグを打ち込むハンマーもテントやタープに付属しますが、叩きやすさはやはり別途購入した品の方が良いです。
シュラフ(寝袋)
シュラフは暖かさを保ってくれるものが欲しいですよね。いくら夏場でも、山の中や海風が強い場所では体が冷えます。
シュラフには、「マミー型」と「封筒型」があります。ソロキャンプには、自分の体にピッタリとして、体温が逃げづらい「マミー型」をおすすめします。
マミー型のシュラフ
マミー型シュラフ
身体がすっぽり隙間無く隠れるので、体温が逃げないことが利点です。
封筒型のシュラフ
封筒型シュラフ
マミー型のシュラフだと窮屈で寝づらいという方なら、寝返りも比較的自由な封筒型シュラフをおすすめします。
下に敷くマット
寝袋の下に敷きたいのが、クッションとなるマットです。マットはこんな役割を果たします。
- 地面の冷たさを断熱する
- 地面のデコボコを吸収する
マットには、こんな種類があります。
- 発泡マットクローズドセルマット
- エア注入式マット
- 自動膨張式マット
発泡マット・クローズドセルマット
発泡スチロールのように空気層ができているので、地面の冷たさを防いでくれます。折り畳んで収納します。空気を入れることはないので、空気漏れの心配はありません。エア注入式マットに比べると、コンパクトな収納ができないことが難点です。
エア注入式マット
空気を注入する必要はありますが、コンパクトに収納できるのが利点です。空気を注入するので、いざ利用の際に穴が空いていた場合、全く利用できなくなるのが難点です。
自動膨張式マット
袋から出すと、自ら膨張してくれるタイプのマットです。
ランタン(LED)
ランタンには燃料の種類も豊富ですが、やはり電池が一番扱い易く、液体燃料等、かさばるものを持ち歩く必要が無いのが利点です。
ヘッドライト
ランタンが全体を明るくしている間も、手元を明るくしたいときがあります。そんなときに両手を塞がないヘッドライトが活躍します。
チェア
ソロキャンプでは、ゆったりくつろぎながら座り込むことが多いので、コンパクトでもゆったり座れるイスを選びたいものです。
テーブル
イスに座ったとき、小さくてもテーブルがあると、食事もしやすくなります。折り畳んでコンパクトになるタイプのミニテーブルなら、お子さんの運動会でも利用できます。
クーラーボックス
クーラーボックスには、ハードタイプとソフトタイプがあります。
ハードタイプなら、釣り道具メーカーのクーラーボックスも選択肢に入れてはどうでしょうか。釣り道具のメーカーであるダイワのクーラーボックスは、一泊でも氷が溶けないくらい高性能です。
ハードタイプのクーラーボックス
ソフトタイプのクーラーボックス
コンパクトに持ち運びたいなら、ハードタイプより性能は落ちるものの、使うときには大容量になるソフトタイプがおすすめです。魔法瓶で有名なサーモスも高性能なソフトタイプのクーラーボックスを販売しています。
ソフトタイプなら、買い物で使うエコバッグとして普段から利用できて便利です。
ガスストーブ(コンロ)、アルコールストーブ
ストーブとは、調理に利用するコンロのことです。ストーブにも様々種類があって、使う燃料によって異なります。
ホワイトガソリンを使うストーブ
ホワイトガソリンは、ガソリンの中でもほぼ純粋な石油成分のみの燃料で、一般的なガソリンとは異なります。ホワイトガソリンを燃料とするストーブは、強風にも負けない炎を出す程、アウトドアでは頼りになる燃料です。
下の画像はコールマンのストーブですが、そのままコンロに直接フライパンやヤカンを載せて調理できるので、ソロキャンプでおすすめな逸品です。
カセットガスを使うストーブ
家庭で利用するカセットコンロ同様、簡単に取り扱えるのがカセットガスを燃料とするストーブです。
手軽に扱える、そしてカセットガスがコンビニ等でも簡単に手に入るのが利点です。逆に、ホワイトガソリンよりも風に弱いのが弱点です。
クッカー
現地で調理する場合、必須アイテムです。
クッカーは軽量、且つコンパクトに収納できるタイプが、荷物としてかさばらないので便利です。
食器、コップ
紙皿や紙コップなら、その場でゴミとして処分もできますが、軽くて風に吹き飛ばされますので、キャンプ用に軽量な食器やコップがあるので、それを準備しましょう。
スプーン・フォーク、はし
食器やコップと同様に、携帯に便利なスプーン、フォーク等があります。
包丁、まな板
現地のスーパーで食材を調達して調理するなら、包丁とまな板も準備しましょう。ただ、ソロキャンプなので、現地で食材を調達すると、食材が余る可能性もあるので、事前に家で調理して持参するのも手です。
もちろん、衛生的に問題ないよう、クーラーボックスでしっかり食材を冷やしておく必要はあります。
チャッカマン・ライター
風が吹くキャンプ場なら、ターボライター式のチャッカマンがおすすめです。
ターボライターとは、風に負けないよう勢い良く炎がでる仕組みのライターなので、風で炎が消えるイライラがありません。また、このソト(SOTO) スライドガストーチなら、着火口が自由に伸びるので、収納も楽です。
携帯ラジオ
ソロキャンプだと、周りの静けさから「音」が欲しくなります。災害時のグッズとしても活躍する携帯ラジオを持参すれば、ゆったりした気分と共に、音楽を楽しめます。その地域で放送されるFM局を聴くのも新鮮でいいですね。
ウォータータンク
キャンプのとき、手元に飲めるレベルの水が必要です。調理、食器洗い、洗面等、比較的大量の水を必要としますが、入れるタンクはコンパクトにしたいものです。そんなソロキャンプ、はたまた家族とのキャンプでも役立つのが折りたたみ可能なウォータータンクです。
サンダル
キャンプ場では、サンダルを履いて開放感のある状態で過ごしたいものです。川や海の中に入るのも、ちょっとトイレや温泉に出掛けるのも、サンダル一つあると便利です。
トラベラーナイフ(缶切りとかいろいろ)
トラベラーナイフなら、缶切りやナイフ等が付いているので、これ一つあれば、かなり重宝します。
電池
ランタンの電池切れが、ソロキャンプでは最も恐ろしいかも知れません(笑)
必ず予備となる電池も含めて、充分な量を準備しましょう。
電池充電器
上の画像の電池充電器はUSB出力機能があり、電池でスマホを充電することができます。
ジップロック
荷物の仕分け、唐揚げ等の調理と、あれば何かと便利です。
モバイルバッテリー
途中でバッテリー切れは困るので、大容量のモバイルバッテリーがおすすめです。また、太陽光発電できるモバイルバッテリーも、電源の確保が難しいキャンプで重宝しますね。
収納ケース
特にバイク、自転車によるツーリングであれば、このようなケースに荷物をひとまとめにしましょう。
携帯トイレ
下の画像のBOSSを使うと分かりますが、ニオイが本当に漏れない逸品です。
携帯トイレは、車、バイク、自転車の何れで移動する場合でも、ぜひ持っておきたいものです。特に、キャンプ場でない場所でテントを張る場合には、トイレが近くに無かったりするので、必要な分を必ず持参して、近隣を汚さないようにしましょう。
ゴミ袋
コンビニ袋で代用できますが、持ち帰りの際、ゴミの水気が漏れてこないよう、しっかりしばれるサイズがいいですね。
虫除け
キャンプする場所は、自分のランタンしか灯りが無い暗さなので、虫がたくさん寄ってきます。蚊取り線香の他、自分の体に吹き付ける防虫スプレー、虫が寄らないローソクなど、自分に合った方法で虫除けしましょう。
ハクキンカイロ
例え夏場であっても、山の中等で体を冷やさないためにも、必ず持参しましょう。
ハクキンカイロのベンジン
ハクキンカイロはベンジンを燃料としています。入っているビンは大きいので、小さな器に移して持ち歩くと便利です。
救急箱
野山に行くので、ちょっとした救急箱を持って行くと不安がなくなります。
軍手
木材を掴んだり、炭を掴んだりするのに手袋は便利です。
カッパ・傘
ソロキャンプはツーリングが多いでしょうから、そもそもカッパは持参すると思います。傘は手が塞がってしまうので、もし車でソロキャンプするなら、透明の簡易的なカッパをおすすめします。これなら、普段の雨や台風でも利用できるからです。