毎週に1回等、指定した日時、もしくは指定した日数間隔でサーバを再起動したい場合の設定方法を解説します。
自動で再起動する設定のポイント
LinuxOSのサーバで指定した時刻や間隔で指定のジョブを起動する場合は、クーロンを使います。実際のクーロン設定方法について解説します。
再起動はコマンドをcron(クーロン)で自動実行させる
自分が起動したい処理を自動実行できるcron(クーロン)で、再起動コマンドを指定の時刻に自動実行させます。
定期的な再起動はメモリ不足の解消につながる
基本的に、システムを起動しつづけても問題は無いが、システムを毎日再起動することによって、使われているメモリを一旦綺麗にできます。システムが快適に動く上で、メモリが綺麗な方がいいので、気になる方は毎日再起動してみましょう。
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cron(クーロン)とは?
Windowsで言うと「タスクスケジューラ」に該当するLinuxの機能がcron(クーロン)です。
起動する時刻や曜日、日にち等を自由に設定できます。
CentOSサーバを自動で再起動設定する手順
1)cronに再起動コマンドを登録する
以下のコマンドを入力します。
# crontab -e
2)vi(ブイアイ)エディタが起動される
viエディタとは、「Linuxコマンドを入力する画面上でテキスト編集ができるエディタ」です。簡単に、viエディタによるテキスト編集の方法を解説します。
- 「i」(アイ)を押すと入力モードに変わる
- 「i」の入力モードで[esc]キーを押すと編集モードに変わる
- 入力した文字を保存して終了するときは「:」(コロン)入力後、「wq」(ダブル・キュー)を押す
- 保存しないで終了したいなら「:」入力後、「q!」(キュー・びっくりマーク)を押す
実行内容の書き方
これでviが起動するので、下記のような書き方で入力します。
30 5 * * * reboot
これで、朝5:30にサーバーが再起動します。記述ルールは、下記の順番です。
分 時 日 月 曜日 コマンド
曜日の書き方
曜日で設定したい場合は、下記の通り曜日を数字に置き換えた上で記述します。
- 日曜は「 0 」を設定
- 月曜は「 1 」を設定
- 火曜は「 2 」を設定
- 水曜は「 3 」を設定
- 木曜は「 4 」を設定
- 金曜は「 5 」を設定
- 土曜は「 6 」を設定