Excelを仕事で使っていると、「日付に合わせて曜日が自動で変更されるといいなあ」と思うときがあります。実は簡単にできちゃいます。
Excelで日付に合わせた曜日を自動で表示する方法
Excelの書式設定で、日付に合った曜日を自動表示させることができます。
1つのセルに曜日だけ表示方法
曜日を入れたいセル上をマウスで右クリックして、「セルの書式設定」を選択します。
「セルの書式設定」画面から、「表示形式」タブの「分類」で「ユーザ定義」を選択し、「種類」の欄に「 aaa 」を入れます。入れた後、「セルの書式設定」画面の[OK]ボタンを押します。これで、このセルに曜日が自動表示させるようになりました。
曜日が自動表示させるようになったセルに「 = 」を入れた後、日付を入力したセルをマウスでクリックします。選択すると、セルの番号が表示されます。この後、リターンキーを押します。
すると、曜日を自動表示させるよう設定したセルに、日付に一致した曜日が自動で表示されます。今回の例では「2016月9月11日」だったので、「日(日曜日)」と自動表示されました。
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○年○月○日(○)の表示方法
例えば「2016年9月11日(日)」と自動で表示させたい場合、「種類」の欄に「 aaa 」ではなく、以下のように入れます。
yyyy”年”mm”月”dd”日””(”aaa”)”
文字をそのまま表示させたい場合は「 ”」で文字を囲みます。
例えば、
“年”
とExcelに入力すると、Excelのセル上には、
年
と表示されます。
自動表示する曜日の表示方法も変えられる
先に紹介した例では「日」と自動表示させましたが、「日曜日」とか「 Sun 」など、表示方法を変えることができます。
- 「aaa」の入力で「 日 」
- 「aaaa」の入力で「 日曜日 」
- 「ddd」の入力で「 Sun 」
- 「dddd」の入力で「 Sunday 」
カレンダー表示させた日付と曜日をほぼ自動で入力する方法
画像のように、スケジュール表を作るときに、○月1日の「○月」だけを変えることで、2日以降の日付と曜日が自動で変わってくれるといいですよね。この設定手順を解説します。
まず1日を表示するセルに年月日を入力
○月1日を表示させたいセルに、実際の年月日を入力します。年月日ではなく日だけ入力してしまうと、曜日が正しく表示されないので、必ず年を含めて年月日を入力します。
年月日を入力したセルに「###」が表示されるのは、セルの幅が狭過ぎて表示しきれないためです。これは「2016/09/01」と実際は表示されていますが、セルの幅が狭くて表示しきれず、代わりに「###」が表示されます。これを「1」と表示させるようにします。
セルの書式設定で「1日」の「1」だけ表示させる
「1日」の「1」だけを表示させたいセルでマウスを右クリックして「セルの書式設定」を選択すると「セルの書式設定」画面が表示されます。
「セルの書式設定」画面から、「表示形式」タブの「分類」で「ユーザ定義」を選択し、「種類」の欄に「 d 」を入れます。入れた後、「セルの書式設定」画面の[OK]ボタンを押します。
すると、「###」と表示されていたものが「1」に変わりました。この「1」は実際「2016/9/1」を示す「1(日)」のことです。
次に「2日」以降を自動入力させる
次に「2日」以降に自動で日付を入力する設定です。
この設定を行うことで、今後は「2日」の年月日を変更するだけで、「2日」以降は自動で変更されます。「2日」を入れたいセルに「 = 」を入れた後、マウスで「1日」のセルをクリックすると、そのセル番号が表示されます。このままリターンキーを押します。
表示は2となりました。ただ、実際は「2016/09/02」を表す「2(日)」となります。この後、「3日」を示すセル以降に、「2」のセルをコピーします。
「2(日)」のセルは「左側セルの日付に+1する」というセルなので、コピーすることによりすべてのセルに「左側セルの日付に+1する」が適用されます。
例えば、5日のセルには「4日のセルの日付に+1日」となるので、「5(日)」と表示されるわけです。
ちなみに「31(日)」のセルに+1(日)すると、ちゃんと翌月の「1(日)」と自動で表示されます。