Excelって、編集する画面では文字がちゃんと表示されてても、いざ印刷すると、文字が途中で切れて見えなくなることがよくあります。
これは、Excelの編集画面が印刷した後と同じ表示をしてくれていないためで、普段からExcelを使う人は、「これは仕方ないこと」と、Excelの常識と受け止めています。
でも、簡単な操作で直すことができるので、その技を具体的に解説します。
Excelの印刷文字切れをセル幅変えずに直す2つ方法
文字切れをせずにセル幅を変える方法は、以下が考えられます。
フォントを0.1ポイントずつ減らす
Excelでフォントサイズは、「10」とか「11」と選択して変えられますが、実は、「サイズ(S)」のすぐ下に直接入力してフォントサイズを変更することができます。
さらに、入力してフォントサイズを指定する場合、小数でフォントサイズの変更ができます。
従って、「11ポイントでは大きいけど、10ポイントでは小さい」という場合、「10.51」とか「10.89」という、小数点第2位のフォントサイズを指定できるのです。
少し手間が掛かりますが、0.1ポイントずつ、もしくは0.01ずつ減らしながら、印刷文字切れが直るフォントサイズまで変える方法をおすすめします。
この方法であれば、他のセルに入力した文字と出来る限り変わらないサイズで変更することが可能です。
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縮小して文字を納める
Excelの書式設定に、「文字を縮小してセル内に収める」という設定があります。この設定をオンにすると、自動的にセル内に収まる文字の大きさに変えてくれます。
ただ、この方法、あまりおすすめはできません。
なぜなら、印刷しても見えないくらいに小さくなる可能性があるからです。下の画像で左上が縮小表示したフォントになります。フォントが小さ過ぎて違和感があります。
最後に印刷プレビューで確認しよう
ExcelやWordなど、Microsoft Officeには印刷プレビューという機能があります。
この表示は、実際に印刷される紙を画面上に映し出しているので、実際の印刷で文字が切れるようであれば、この印刷プレビュー画面でも文字が切れて表示されます。
なので、この印刷プレビューの表示で印刷前に確認することはできます。
仕事で作る資料は画面でセルフチェックしないで印刷して確認しよう
仕事で作る資料は、上司に見せる前にセルフチェックをしましょう。画面でセルフチェックしたから大丈夫と言うあなた、だいたいなにか間違いが潜んでいます。
僕の経験上、印刷した方が、誤字、脱字に断然気づきやすいです。
さらに、印刷して文章を読みかえす方が、断然文章の矛盾、もっとよい文章案に気づきやすいです。