長野県松本市にある、国宝「松本城」へ行ってきました。とにかく「すばらしい!」の一言です。
松本城の黒い外観は美しい!
お堀に映る松本城が本体とコラボして、とても美しい姿で魅了してくれます。
こんな美しい城を、文明の発達していない時代の人々が築き上げたことに、まず感動です。
そして、黒いお城と言えば、熊本城、岡山城、そして松本城の3つしかなく、実際に目にしたことのある岡山城も、日本三名園である後楽園から見た姿は抜群に美しかったのですが、この松本城は「復元による作られた美しさではなく、当時の人々が作り上げた美しさ」であることが、より感動を盛り上げます。
天守閣が現存する12のお城
天守閣が黒い城のまとめ
松本城の姿を動画にも撮影してみました。
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松本城の城内に入ってみた
松本城の城内は有料で入れるので、さっそくお堀を渡って城内に入りました。
さほど人が多いというわけでもないですが、寒くなりかけのこの季節で、さらに長野県という遠方にも関わらず、遠方から訪れたと思われる日本人観光客と外国人観光客が多かったです。
城内に入ると、室内は昔の生々しさを感じ取れます。
以前、どこかの復元された城の城内を見学したとき、とてもきれい過ぎて歴史の深みを感じ取れなかった(当たり前か)のですが、松本城の城内は歴史の深さを感じます。逆に、長い時を経てもこれだけの状態を保てる建築技術がすごいと思います。
窓は昔ながらの「木の窓」ですが、壁のあちらこちらに小さな覗き穴のようなものがあります。
覗き穴から除くと、外の敵を銃で撃てるような状態になっています。とてもリアルですね。
城内の階段は上に行く程に角度が急
おそらく敵に攻められたときを配慮してか、階段は上の階へ行く程に急になります。これだけ急なら、確かに敵はなかなか登ってくれないですね。
今でも松本城を支える太い梁の数々
長野県で地震があったという話は耳にしたことがありませんが、少なくとも雪が降って、その重みをこの梁が支えて来ているのでしょう。組み合わせ方が上手いから、こんな重い城をしっかり支えられるのでしょうね。
松本城の最上階の階段だけ折り返しになっていた
最上階に上がると、ここの階段だけが折り返しになっていました。階段を登りながら背を向ける敵を攻撃できますよね。設計の段階で計算された「作り」なんでしょうね。
さて、最上階から降りようとしたら、階段の途中で足がつりそうに。それだけ足をふんばらないと降りれない急な階段です。
城内から外壁を見たら、その精巧さに驚いた
遠目に見てきれいだった松本城の外観は、城内の窓から見ても、作りの精巧さに驚かされます。うるし?と思われる黒い塗りの部分に荒さがあったりしますが、瓦の並べ方、そして壁の木の部分は丁寧に仕事されています。
攻撃から守るだけの城でなく、庭園を楽しむ城でもあった
松本城の回廊がある部屋です。広く、整備された庭園を楽しむことができます。部屋から外の景色を楽しむのは、ガラス窓の無い時代でも工夫を重ねて実現されていたんですね。
城内の回廊から、季節を感じ取れる景色です。
松本城の良いところは、周りに近代的な建物が少なく、松本城を見ているときは自然の木々がメインに視界に入るところです。この点も、松本城を初めて観たときの感動に繋がっているのでしょう。
松本城の情報
(営業時間)
8:30~17:00
(住所)
長野県松本市丸の内4−1
Googleマップ – 松本城
(電話)
0263-32-2902