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プログラムソースのステップ数をカウントする無料ソフト「StepCounter」の使い方

パソコン・インターネット活用術!
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無料で使えるプログラムソースのステップ数カウントツール「StepCounter」(ステップカウンター)の使い方を解説します。

StepCounterの事前設定であるjavaの設定

StepCounterではjavaというコマンドを使いますが、javaというコマンドが実行可能であるか確認します。

事前設定が必要であるかの判断方法

コマンドプロンプトを開いて、下記コマンドを入力します。

C:¥>java -version

もし、下記の通りにエラー無く、javaのバージョンが表示されると事前設定は不要です。

C:¥>java -version
java version “11.0.2” 2018-10-16 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment 18.9 (build 11.0.2+7-LTS)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.2+7-LTS, mixed mode)

もし、下記の通りエラーが発生した場合は、事前設定が必要です。

C:¥>java -version
‘java’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

java -versionコマンドでエラーとなった場合の対処手順

java -versionコマンドを入力した時にエラーが表示された時の対処手順を解説します。

C:¥Program Filesの下に「java」フォルダがあるか確認

「C:¥Program Files」フォルダの下に「java」フォルダが存在した場合、さらに「java」フォルダの下に「jdk」と頭に付いたフォルダがあります。

例えば、下記のようなフォルダです。

C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.2

setコマンドで「java.exe」へのパスを通す

StepCounterを実行するには「java.exe」というコマンドが必要で、「java.exe」がどこにあるかを「set」コマンドでWindowsに認識させます。

今回は「C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.2¥bin」というフォルダの中に「java.exe」が格納されているので、コマンド入力時に「C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.2¥bin」フォルダの下を見るようWindowsへ指示するコマンドが下記の通り「set path=」です。

C:¥>set path=C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.2¥bin

setコマンドの結果を確認する

setコマンドで「C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.2¥bin」が登録されたことを確認するため、「set」コマンドを入力します。

下記の通り「Path=C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.2¥bin」が表示されたら正常です。

C:¥>set
ALLUSERSPROFILE=C:¥ProgramData
 ・
 ・
OS=Windows_NT
Path=C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.2¥bin

「java.exe」の格納場所を認識するとjavaコマンドが使えるようになる

javaコマンドが使えるようになるため、「java -version」コマンドがエラーなく実行できます。

C:¥>java -version
java version “11.0.2” 2018-10-16 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment 18.9 (build 11.0.2+7-LTS)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.2+7-LTS, mixed mode)


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StepCounterのダウンロード

StepCounterのダウンロード方法を解説します。

StepCounterのダウンロードサイト

下記のサイトへアクセスします。

GitHub - takezoe/stepcounter
Contribute to takezoe/stepcounter development by creating an account on GitHub.

ダウンロードページへのアクセス

下記の「こちら」がリンクになっているのでクリックします。

使い方
コマンドライン
コマンドラインで使用するにはこちらからstepcounter-x.x.x-jar-with-dependencies.jarをダウンロードし・・・

最終バージョンのディレクトリをクリック

下記のバージョン単位のフォルダが表示されるので、最新バージョンである「3.0.4/」をクリックします。

Parent Directory –
3.0.0/ 2012-02-18 10:03 –
3.0.1/ 2012-04-21 12:41 –
3.0.2/ 2013-06-15 12:03 –
3.0.3/ 2014-04-15 01:10 –
3.0.4/ 2018-05-26 21:41 –
maven-metadata.xml 2018-05-26 21:40
maven-metadata.xml.md5 2018-05-26 21:40
maven-metadata.xml.sha1 2018-05-26 21:40

最新バージョンのStepCounterプログラムをダウンロード

下記の中から「stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar」をクリックするとダウンロードできます。このプログラムがStepCounterです。

ダウンロードした後、「C:¥temp」フォルダへ「stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar」を移動します。

Parent Directory –
stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar
stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar.md5
stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar.sha1
 ・
 ・

StepCounterによるステップ数カウントの実行

ステップ数カウント実行方法は、下記のコマンドです。末尾にプログラムソースが入っているフォルダを指定することで、指定したフォルダの下にあるプログラムソースだけステップ数をカウントしてくれます。

C:¥temp> java -cp stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar jp.sf.amateras.stepcounter.Main -format=csv -output=count.csv -encoding=UTF-8 [フォルダ名]

指定可能なオプションは以下の通りです。

  • -format
  • 出力フォーマットをcsv、excel、xml、jsonのいずれかで指定します。省略した場合はテキスト形式で出力します。

  • -output
  • カウント結果を出力するファイルを指定します。省略した場合は標準出力に出力します。

  • -encoding
  • ファイルの文字コードを指定します。省略した場合はプラットフォームのデフォルトエンコーディングを使用します。

  • -showDirectoryv
  • trueを指定するとファイル名だけでなく起点となるディレクトリからの相対パスで表示します。

StepCounterによるステップ数カウント実行例

今回は「C:¥temp」フォルダに「stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar」を格納したので、コマンドプロンプトを起動した後、下記コマンドを入力します。

ステップ数カウントの実行

「C:¥Subversion\ソースプログラム/モジュール」というフォルダにプログラムソースが入っているので当該フォルダを指定して実行します。

C:¥temp>java -cp stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar jp.sf.amateras.stepcounter.Main -format=csv -output=count.csv -encoding=UTF-8 C:\Subversion\ソースプログラム/モジュール

ステップ数カウントの実行結果

StepCounterのプログラムを実行した「C:\temp」フォルダに、ステップ数のカウント結果である「count.csv」ファイルが作成されます。

C:¥temp>dir
2019/12/27 09:29

.
2019/12/27 09:29 ..
2019/12/27 09:29 62,242 count.csv
2019/12/27 08:51 13,987,802 stepcounter-3.0.4-jar-with-dependencies.jar
2 個のファイル 14,050,044 バイト
2 個のディレクトリ 414,188,261,376 バイトの空き領域

「count.csv」ファイルへの出力内容

「count.csv」ファイルをメモ帳で開くと、下記の通りカウント結果が表示されます。なお、対応できないファイルには「未対応」と表示されます。

tokai.mdb,未対応,,,,,
INPUTFORM.ini,INI,,57,26,5,88
EXTENT.INI,INI,,9,0,13,22
KAIHYO.INI,INI,,29,0,5,34
NameOut.ini,INI,,65,2,9,76
 ・
 ・

上記の出力内容から一例を下記に説明します。数字は4つ出力されますが、左から下記の意味になります。

INPUTFORM.ini,INI,,57,26,5,88

  • 「INPUTFORM.ini」は「カウント対象のファイル名」
  • 「INI」は「ファイルのタイプ」
  • 「(空欄)」は本来「カテゴリ」が表示されて、「Eclipseプラグイン」や「共通」等と表示
  • 57は「実行可能なプログラムソースの行数」
  • 26は「空の行」
  • 5は「コメント行」
  • 88は「上記3つの合計行数」

なお、ステップ数のカウント結果はcsvファイルで出力しているので、エクセルで開くことが可能です。

エクセルで開くと見やすくなります。

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