我が家は一戸建てなので、当然マンションよりも冬は極寒です。
さらに、我が家が古く、窓も3ミリ程度の薄いガラス窓なので、冷暖房効率が悪く、遮音性が低い上に、結露が大量に発生するのです。
そして今年、念願だった二重サッシを取り付けましたので、取り付け方と取り付けた後の効果をレポートしたいと思います。
取り付けたのはインプラスの内窓


この窓は、自分で窓の寸法を縦横計って、その寸法で注文すれば、約2週間程で自宅に配送されます。取り付けも電動ドリルと電動ドライバーで1つの窓に30分程度と簡単に取り付けできます。
今回は、この4箇所の窓に取り付ける内窓を買ってみました。
- 階段の窓
- トイレの窓
- 1階リビングの出入りできるお大きさの窓
- 同じく1階リビングのやや小さめの窓
階段は冬の夜にトイレへ行く時にとても寒いのですが、小さな窓一枚だけ二重サッシにすれば防寒対策ができるので、この窓を選びました。また、初めて二重サッシを取り付けるにも丁度良い窓のサイズだと思います。
トイレの中ではジッとすることが多いので、以前から二重サッシにしたいと思っていました。
1階のリビングはとにかく結露がひどく、さらに居る時間も長いため、始めに二重サッシにしたい部屋でした。
リビングには2枚の窓があるので、部屋全体の暖房効率を上げるためにこの窓を選びました。
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実際にインプラスを取り付けてみた
取り付け前のトイレの様子
換気扇は自分で取り付けた物で、常に窓は開いた状態です。
トイレに長時間入る場合は窓を締め切りますが、窓からの冷気が非常に冷たく感じます。
幸い、内窓を取り付けるだけのスペースがあるので、ここに内窓を取り付けます。
まずは置いてある小物を移動する
トイレの窓枠に物をいっぱい並べてあったので、作業の邪魔にならないよう、他の場所へ移動しておきます。
取り付ける枠の拭き掃除
窓枠に取り付けるので、窓枠を濡れた雑巾で拭き掃除します。ついでに元々付いている窓も掃除しました。
内窓の取り付け準備したのは電動ドライバーとドリル
内窓の取り付けには、電動ドリルと電動ドライバーです。
我が家には、ドリルとしてもドライバーとしても使える電動工具があったので、その電動工具を使いました。
最低でもプラスドライバーがあれば取り付け可能ですが、取り付けるネジ用の穴を電動ドリルで開けておくことで、ネジを取り付ける時に真っ直ぐ取り付けることができます。
また、取り付けるネジの本数も多いことから、電動ドライバーがあると作業が非常に楽になります。
配送されたインプラスの開梱
インプラスは宅急便で普通に届きます。我が家はリビングに大きな窓を取り付けるので、玄関からでなく、リビングと直接繋がる台所の窓から入れてもらいました。
もし玄関から入れると、おそらく窓を上手く部屋まで運べなかったと思います。
しっかり梱包された窓枠、窓本体を開梱します。我が家は大小4つの窓を注文したので、ダンボールの後片付けだけで30分掛かりました。
まずは縦になる枠の取り付け
ここからはインプラスの取り付け手順通りに作業します。まず、窓枠の左右に縦の枠を取り付けます。ひとりで作業するなら、マスキングテープで枠を固定するとよいでしょう。
上下の枠を取り付け
左右がネジで固定できたら、次に上と下の枠をはめ込みます。この枠自体は曲がるので、湾曲させながらはめ込みます。
窓のはめ込み
上下左右の枠が固定されたので、最後に窓をはめ込みます。左側の窓、右側の窓の順に入れますが、トイレの窓程度なら窓自体重くもなく、簡単にはまります。
内窓の取り付けが完成!
トイレの内窓は、5ミリ厚ガラス1枚の構造です。
見た目も家にマッチして良い感じです。
ちなみに、トイレは換気のために窓は常に開いており、長時間トイレに入る時だけ一時的に外窓と内窓を閉めます。
今回注文した4枚の内窓で、トイレだけペアガラスしませんでしたが、5ミリ厚ガラス1枚の内窓でも、外窓と内窓を閉めるだけで、しっかりと冷気をシャットアウトしてくれます。
もちろんペアガラスの方が冷気をシャットアウトする効果は高いのですが、ペアガラスは価格が高くなるため、費用対効果を考えると、トイレのような小さい窓なら、5ミリ厚ガラス1枚の内窓で効果は十分です。
実践して分かったインプラスを上手く取り付けるためのポイント
実際にインプラスの内窓を取り付けたことで分かった、上手く取り付けるためのポイントを解説します。
窓のサイズを計るメジャーは金物タイプのものを使う
日曜大工をやる方ならご存知でしょうが、窓のサイズを計るは、メジャー自体があまり曲がらないものが正確に計れてよいと思います。
裁縫をやるときに利用するビニルタイプのメジャーだとメジャーをまっすぐにするのが大変で、不正確な計測になると想定されます。

注文時の寸法は1〜2ミリ引いた値で問題ない
窓の寸法を自分で計って注文しますが、1〜2ミリ引いた値で注文した方が逆に窓がぴったり当てはまりました。
我が家は特に古い家で窓枠に歪みがあって、ぴったりで注文したら、若干、鍵がかけづらくなったからです。
感覚的には、2ミリ引いたサイズがちょうど良いと思われるので、次回注文時にはマイナス2ミリで注文する予定です。
ネジを留める前に、あらかじめネジ用の穴を開ける
ネジをいきなり電動ドリルで押し込むと、斜めになったり、押し込みづらかったりします。
従って、ネジの穴を所定の位置にセットしたら、まずネジよりずっと細いドリルでまっすぐ穴を開けておきましょう。その後、ネジを留めたら、びっくりするくらいスムーズにネジが入っていきます。
二人で作業する
小窓ならひとりの作業でも充分ですが、自分の気づかない点に相手が気づいてくれたり、作業が効率的にできるので、二人での作業をおすすめします。
二重サッシにした後に感じた率直な効果
結論を言えば、大満足です。
家を購入したと同時に二重サッシにすべきと感じました。
テレビの音に集中できる
我が家は大きな道路に面していないので周辺は静かです。ただ、隣接するアパートの給湯器を利用するときに発する「ボーっ」という音が耳につきます。
残念ながら、完璧にその雑音を防音するには、元々付けてある窓も高機能な窓へ換える必要があるようです。
ただ、二重サッシを付けた瞬間から、「あっ、静かだな」と感じました。そして、テレビの音がとてもクリアに聴こえたことに感動しました。
今までの窓では、気にならない小さな音が漏れていて、その音が完全に遮断されていると実感できました。
また、室内で会話が聞こえやすくなり、家族の会話が盛り上がったことも二重サッシを付けた利点ではないでしょうか。
確かに結露が出づらくなる
二重サッシにした当日、夕飯は鍋でした。
ペアガラスでも、やはりガラスは曇ります。ただ、水滴にならず、いつの間にか消えていました。これは宣伝とおりだと実感できました。
窓から伝わる冷たさがかなり軽減された
冬場、窓からの冷気に悩まされましたが、完全に無くなったとは言えずとも、かなり軽減されます。
特に階段の小窓は完璧な効果を発揮していて、冬の夜に階段降りる時、階段では寒さを気にする事がなくなりました。
家の耐震性がアップしたと実感
冗談に聞こえるでしょうが、3階から子どもが降りてくるだけで我が家が揺れます。震度1でしょうか(笑)
この原因は、元々2階建ての家を改築して3階を作ったため、3階の重みによって揺れるようになったんだと想定します。
ところが、1階の窓を二重サッシにして以来、揺れをほんんど感じなくなりました。
これは想定外だったので、ほんとに驚きです。
耐震性は全体のバランスを取りながら行うのが大切とどこかで読んだので、1階でこれから二重サッシにする窓はすべて、既に取り付けたサッシと同じペアガラスにして耐震強度を高めたいと思います。
インプラスサッシのココが良いなと思った
内窓はいくつかのメーカーで販売されていますが、今回使ったのはインプラスのサッシです。
実際取り付けてみて、インプラスを選んだことが正解だったと感じています。
具体的に良いと感じたのは、下記のような点です。
曇りガラスの「曇り過ぎてない」ところ
インプラスの曇りガラスは、「曇り方が最小限にとどめられている」ところが非常に気に入りました。
窓ガラスが透明だと、それだけ部屋が広く感じますが、インプラスの曇り方が緩いので、曇りガラスであっても窓に遮断されているという圧迫感を全く感じないのです。
見た目が部屋にマッチする
元々あった窓のデザインが良くなかったのですが、インプラスの窓はとても重圧感があって、デザインが好きです。色合いも部屋にマッチしているので、とても気に入っています。
枠が樹脂なので冷たさがなく結露しない
窓枠が樹脂でできているので、外から冷たさが伝わってきません。なので、窓枠にはまったく結露ができないところがいいと思います。
高いけどペアガラスは非常におすすめ!
今回、トイレ以外はペアガラス、別の言い方だと複合ガラスと言いますが、1枚の窓にガラスが二重で付いているものです。2枚のガラスの間に空気の層ができるので、その層が外気の暑さ、寒さを伝えないようにしてくれます。
見た目も良く、さらに耐震性があることも実感できます。





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写真の窓は、「ポリカーボネート」というプラスティック製の板で作る断熱効果抜群の内窓です。
我が家では、ネジの取り付けが難しいお風呂場で実際に内窓として使っていますし、冷気を遮断する効果がはっきりと体感できます。
特長は、窓枠の奥行きが狭い3cm程度でも内窓が設置できること、お風呂場に設置するのも接着剤で簡単に設定可能であること等が挙げられます。
実際に取り付けた効果は、下記の記事を参照ください。
お風呂の二重窓を接着剤だけで作ってみた!冬だけでなく梅雨の季節も冷気を遮断してくれるポリカーボネートの内窓は最強の暖房だった