我が家で朝、下着を着た時に「あれ?雑巾臭くない?」と顔を見合わせたことがあります。
試行錯誤した結果、洗濯物がクサくなる現象は解決しましたので、その方法を解説します。
洗濯したのに、洗濯物が雑巾臭い!
3年使った中古洗濯機を戴いたときの話です。
しばらくすると、洗濯した洗濯物から雑巾臭いニオイし始めました。特に汗をかいて服が濡れてくると、余計に臭います。このとき、いろいろな方法で対処した結果、原因が特定できたので、「やったこと」と「その結果」をまとめます。
洗濯物が臭くなる原因は3つある
いろいろネットで調べたり、自分で検証していた結果、原因は3つありました。
洗濯槽の汚れによる臭い
洗濯槽の裏側に洗剤の残り、カビ等が付着して、その汚れが洗濯物に移ることで洗濯物が臭くなります。
排水溝からの臭い
排水溝に汚れが蓄積して、その臭いが逆流して洗濯物に移ります。
室内干しで適切な干し方をしていない
我が家は毎回室内干しをしていますが、適切な干し方をしていないと雑菌の繁殖によって洗濯物から臭いがします。
詳しくは、下記の記事を参照してください。
対処方法 その1 洗濯物を乾燥機で高温で乾かす
この画像は、我が家で実際に使用する乾燥機です。
乾燥機の中には、排水不要でリビングにも置けるタイプのものがあって、この画像の乾燥機が該当します。
我が家は部屋干し専門ですが、洗濯物に雑菌が湧いているようで、部屋干ししている最中から雑菌臭がしていました。そこで、この画像の7kg乾燥機を買って以降は、乾燥機の最高60度の熱で殺菌されて、乾いた洗濯物は全くの無臭になりました。
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対処方法 その2 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で洗濯槽を洗浄
この画像は、実際に過炭酸ナトリウムを入れた洗濯機を15分間、洗いモードで回したものです。こんなに取れるんです。
万能洗剤である過炭酸ナトリウムで、洗濯槽を実際に掃除する手順を御紹介します。
縦型洗濯機の洗濯槽クリーニングで準備するもの
準備するのは2つだけです。洗濯槽を洗浄するための「過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)」を500g、そして、浮き出た汚れをすくうための網です。何れもAmazonで安く手に入ります。
洗濯槽を洗浄できる過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
衣類の漂白剤としても使われる過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)が、洗濯槽を綺麗にします。
洗濯槽から浮き出た汚れを湯アカ取り網ですくう
お風呂の湯アカ取り網ですが、洗濯槽の汚れをすくうのに利用します。この湯アカ取り網は、取った汚れが網にひっつかないのでとても扱いやすいです。
縦型洗濯機の洗濯槽クリーニングの手順
実際に我が家で実践した写真と共に、洗濯槽のクリーニング手順を解説します。
手順1)洗濯機を洗いモードで満水にする
洗濯槽いっぱいに40度程度のお湯を張ります。
お風呂の適温は43度なので、家族全員がお風呂から上がった残り湯を有効利用するのも手です。
手順2)過炭酸ナトリウムをゆっくり入れる
満水にした洗濯機に過炭酸ナトリウム500gをゆっくり回しながら入れます。ゆっくり回しながら入れるのは水に溶け易くするためです。なお、500gはAmazonで買った過炭酸ナトリウムのちょうど半分です。
手順3)沸騰したお湯を入れて過炭酸ナトリウムを溶け易く
本来は、初めから洗濯槽に40度程度のぬるま湯を入れると良いのですが、僕は沸騰したお湯を後から入れました。
これで、過炭酸ナトリウムを溶け易くします。
手順4)満水のまま「洗い」モード15分間、洗濯機を回す
過炭酸ナトリウムを攪拌(かくはん)するため、満水のまま、「洗い」モードで洗濯機を回します。
10分後、ふと洗濯機のフタを開けたら、びっくり!すでに水面がワカメ状態でした!こんなに取れるんなら、はじめから過炭酸ナトリウムを使ってればよかったと思いました。
手順5)一晩(11時間)そのままにする
洗濯槽の汚れをじっくり落とすために、夜中じゅう、過炭酸ナトリウムに浸して、翌朝7時に「脱水」モードでいったん排水します。
そしてもう一度、「洗い」モードで洗濯槽いっぱいに水を張ります。
手順6)湯アカ取り網で浮いた汚れを何度もすくう
洗濯機が停まったら、浮き出した汚れを湯アカ取り網で何度もすくいます。結構、根性が要ります。なお、不要となった雑巾を入れると雑巾に汚れが絡まって取れますが、我が家に不要な雑巾が無かったので、網でゴミを全部すくいました。
YouTube – 洗濯槽の汚れが激落ち!過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は万能洗剤だった!
手順の写真でも見て頂いた洗濯槽の洗浄を、YouTubeの動画でも公開していますので、動画で手順を確認したい方はご覧ください。
ドラム式洗濯機には塩素系漂白剤を使って洗浄する
当記事では縦型洗濯機の洗濯槽洗浄を「酸素系漂白剤」で行う手順をご紹介しましたが、ドラム式洗濯機には「塩素系漂白剤」を使います。縦型洗濯機にも利用できます。
なお、ドラム式洗濯機の機能に「槽洗浄」はありますが、これでは臭いが完全には取れないため、塩素系漂白剤を使うか、専門業者に清掃してもらいましょう。
対処方法 その3 排水溝クリーナーで排水口を洗浄
排水溝から臭いが逆流して、洗濯物をクサくするケースがあります。実際に我が家でも排水溝からの臭いがひどく、下の画像の業務用排水溝クリーナーで洗浄したら、幾分か洗濯物の臭いはマシになりました。
なお、この業務用排水溝クリーナーは、トイレで水の溜まった便器にそのまま入れて翌朝流すといったやり方でも、トイレの流れが実際に良くなっています。
この業務用クリーナーは容量がたっぷりあるので、お風呂場の床にもまんべんなく流して、床と排水溝を一緒に洗浄すると良い。お風呂場のタイルは、一生懸命こするのではなく、この製品で浸け置き洗浄するのをおすすめします。
パイプユニッシュ プロの洗浄力も試した
その他、安価な排水溝クリーナーなら、パイプユニッシュ プロがおすすめです。実際にキッチンの流し台を洗浄してみると、短時間に汚れがしっかり落ちてました。
部分的にパイプユニッシュをかけましたが、そこだけがしっかり綺麗になりました。
対処方法 その4 排水をお風呂場に流す
実は我が家はこの方法で、洗濯物のくさい臭いが完全に解消しました。
要するに、洗濯物の臭いは排水溝の臭いが移ったことが原因です。
我が家の場合、洗濯槽を洗浄しても、排水溝を洗浄しても、小さな効果はあったものの、抜本的な解決にはなりませんでした。しかし、排水をお風呂場に流すようになったら、洗濯物から臭いがしなくなりましました。
我が家はお風呂場へ洗濯機の排水を流している
実際、延長ホースによって、こんな感じでお風呂場へ排水しています。
ただ、お風呂に入っている最中にも排水されるので、シャワー中に足下を排水の冷たい水が流れてきたり、排水ホースのせいでお風呂場の扉を完全には閉められず、すきま風が冷たいというデメリットがあります。
このような半透明タイプのホースなら、内部の汚れ具合がわかって、替え時のタイミングもわかる点が良いです。
例え洗濯物が臭くなくとも、予防として洗濯槽も排水溝も定期的に洗浄したいものです。
我が家では半年に1回洗濯槽クリーナーと排水溝クリーナーをやっています。大掃除のとき、梅雨時といったタイミングでやると、忘れずにやれるかも知れませんね。
(まとめ)そもそも我が家が古くて、排水溝の構造に問題がある
新しい家だと、通常、排水溝の途中に水が溜まる仕組みとなっており、その水が排水溝からの臭いを完全に塞ぐ役割をしています。
しかし、我が家は古い構造なので、水が溜まる仕組みもなく、排水溝の臭いがそのまま戻ってくるのです。詳細は下記サイトをご確認ください。