人間って、子どもの頃から「当たり前」と思っていることについて、何ら疑問を持たないものです。最近、僕が洗濯を頻繁にやっていましたが、「すすぎって、2回も必要かな」と疑問に感じました。
40年前の洗濯って洗剤を大量に入れていた
今の時代、洗剤ってキャップに少しの量で足りますが、40年間の洗濯では、洗剤をコップ3杯くらい入れていた気がします。さらに、泡切れも悪く、注水しながら洗濯すすぎをしていた記憶があります。
子どもの頃の経験があるので、たくさん洗濯すすぎはするのが常識と感じていましたが、今の泡切れの良い洗剤なら、洗濯すすぎは1回で良いのではないかと、しばらく実践してみました。
この記事では、その結果と、僕の結論をまとめています。
洗濯すすぎを1回にして困ったことはあるのか
結論は、困ったことはありませんでした。
洗濯すすぎを1回にした時の心配毎って、みなさん同じだと思いますが、結果は下記の通りです。
洗剤が洗濯物に付着したままになる心配
洗濯すすぎが不足して、洗剤が洗濯物に残る心配はありましたが、1週間洗濯した結果、洗濯物から「洗剤が残っていると思われる臭い」は全くしませんでした。ちなみに、使用した洗剤は液体ビーズです。
室内干しをしている我が家では、いろいろ試した結果、液体ビーズが室内干しの嫌な臭いもせずに洗い上げてくれました。
洗濯すすぎを1回にした場合のメリット
洗濯すすぎを1回にすることに、全くデメリットが無いことを科学的に検証できませんが、逆に1回にすることで大きなメリットが得られます。
水道代の節約
家族が多いと、8kg洗濯機で2回は洗濯すると思います。
1回の洗濯すすぎの水量 = 50リットル
1日2回の洗濯で節水できる水量 = 100リットル
市区町村によって水道代は大きな格差はありますが、ここでは下記で値で計算します。
1リットルあたりの水道代 = 0.25円
100リットルの水道代 = 25円
1日25円の水道代が節約できます。
4人家族なら、年間で8,000円以上の節約はできますね。
電気代の節約
洗濯1回に掛かる電気代は2円未満らしいので、1回の洗濯すすぎを下記で定義します。
1回の洗濯電気代 = 2円
1回の洗濯すすぎに掛かる電気代 = 0.5円
2回の洗濯すすぎに掛かる電気代 = 1円
4人家族なら、年間で300円以上の節約はできますね。
洗濯物が痛むリスクが少なくなる
洗濯すれば、当然洗濯物が痛むリスクがあります。
洗濯すすぎを1回減らすことにより、そのリスクが軽減されます。
洗濯機の故障リスクが少なくなる
つい先週、洗濯機から異音がするのでモーター交換してもらい、21,000円の修理代を支払いました。
修理に来て頂いた担当の方から、「洗濯回数が1日2、3回だと、もちろん洗濯機の痛みも早くなります」と言われました。
洗濯機モーターの使用頻度が減る事で、洗濯機の故障リスクも少なくなります。
洗濯時間が7分短縮する
洗濯すすぎは「排水▶︎脱水▶︎給水▶︎すすぎ」という行程であるので、意外に時間が掛かります。
洗濯物の量にもよりますが、我が家は洗濯時間が7分短縮しました。
洗濯すすぎを1回にする場合の留意点
今回、洗濯すすぎを1回として、僕は1回で良いと結論づけましたが、洗濯の条件によって2回必要な場合があると思います。
洗濯すすぎを1回にする場合の留意点をまとめてみます。
粉の漂白剤を入れた場合に漂白剤が残留しないか不安がある
我が家では、粉の酸素系漂白剤にしばらく浸け置き洗いすることがあります。
粉の酸素系漂白剤は、水温が低かったり、量が多いと、粒のまま洗濯物に付着した状態になることがあります。
このような場合は、2回の洗濯すすぎか、1回の注水すすぎを試してみてください。
洗剤の入れ過ぎに留意
人の性格によりますが、僕は、洗剤をたくさん入れた方が綺麗になると思って、洗濯をたくさん入れてしまうことがあります。やはり洗剤を入れ過ぎると、洗濯物を干す時に洗剤の臭いがしています。
洗剤を適量にすることで、1回の洗濯すすぎでも、洗濯物に洗剤の臭いはしません。
(まとめ)洗濯すすぎ1回だと毎回洗濯の設定が必要
洗濯機には、手洗いモードとか、ソフトモードとか、様々な洗濯モードはありますが、僕の洗濯機に、洗濯すすぎ1回モードは無いので、洗濯の度に洗濯設定をします。
僕の洗濯設定は、すすぎ1回、脱水3分
脱水は、通常5分〜7分にしていると思いますが、僕は常に脱水3分としています。
この理由は、「3分を超えて脱水すると、シャツ等、洗濯物のシワが多くなる」ためです。
脱水を3分にすると、もちろん洗濯物の乾燥に時間は掛かりますが、Tシャツ、Yシャツ、タオル等、すべての洗濯物のシワが比較的綺麗に伸ばして干せます。
洗濯の悩みはまだまだある
今回の洗濯すすぎ1回の話とは別に、洗濯に関する悩みは様々ありました。その悩みをどう解決したか、他の記事にまとめていますので、興味がありましたらご覧ください。
