自分は大丈夫と思っても、自分の子供が自転車事故を起こしたり巻き込まれたりする可能性はあります。
自転車保険が義務化される自治体は今後増えることも想定されます。自転車保険の安さと補償をランキングでご紹介します。
僕も実体験で自転車との衝突事故があった
僕が小学生の頃、曲がり角で中学生の女の子の乗る自転車と正面衝突したことがあります。
幸い、相手のスピードが緩かったのと、とっさに僕が相手の自転車の前カゴを押さえてガードしたので怪我はありませんでしたが、仮にぶつかって相手が逃げたとしても、相手の顔を見る時間的な余裕も無かっただろうし、現代のように、防犯カメラがほとんど設置されていない時代だったので、おそらく怪我をして泣き寝入りしていたと思われます。
僕は徒歩が多いのですが、自転車が危険と感じる時にはこんなケースがあります。
- 坂道をバイクと同等のスピードで下る
- スピードの出る電動自転車が猛スピードで歩道を走る
- スマホを見ながら自転車を運転する
- 無灯火で自転車の接近に気付きづらい
2018年に発生した東京都内の自転車事故だけで12,865件と多い!
東京都内の自転車事故件数だけでも年間12,865件です。全国規模で考えると、恐ろしい数字になると想定されます。
要するに、毎日都内のどこかで発生していると考えられるほど、自転車事故の発生確率は高いのです。
実際に自転車で発生した死亡事故とその原因
僕が実際にニュースで見た死亡事故は、下記のような事故です。
- 片手に荷物、反対の手でスマホを操作し、実質的にブレーキをかけれない状態で相手にぶつかって死亡させた
- 自転車のブレーキは見た目に格好悪いので意図的にブレーキを外した自転車で相手にぶつかって死亡させた
上記のような人は、自転車保険加入以前に、自らの意識を変えるべきですが、前述した通り、坂道をノンブレーキで下ったり、電動自転車で加速するというリスクへの意識が低い人は、自らの意識を変えると共に、他人の一生も自分の一生も守るためにも、自転車保険には必ず加入しましょう。
たかだか月に数百円のケチって、一生後悔しますか?
自転車保険選びのポイント
自転車保険を選ぶ時のポイントを解説します。
相手を死亡、怪我させた場合の個人賠償責任が1億円以上補償されること
相手を死亡、怪我させた場合、1億円に達する程度の高額な賠償金が命ぜられた判例が多々あります。
相手を死亡、怪我させた場合に支払う賠償金を保険でカバーできるのが「個人賠償責任」で、必ず「1億円以上」の補償を選びましょう。
示談交渉を代行してくれること
死亡させた遺族や、怪我をさせた相手と補償に向けた示談交渉は、やはりプロに任せる方が無難です。
補償額の相場や、適用される法律に詳しいからです。
自転車保険とは別に傷害保険に加入しているなら、自転車保険は「個人賠償責任」のみとする
自転車保険で最も重要なのは、相手を死亡、怪我させた場合の「個人賠償責任」です。
自転車保険には、自分の怪我も補償してくれるものはありますが、障害保険に加入しているなら、「個人賠償責任」のみの自転車保険としましょう。
自転車保険の安さと補償のランキング
自転車保険の「保険金が安い」順のランキングです。
あくまで「自分が加害者になった時に賠償責任を補償」してくれる保険のみをピックアップしています。本人のケガを補償してくれる保険も混在していますので、詳細は各保険のサイトをご確認ください。
表の前提条件は下記の通りです。
- 全て示談交渉有り
- 個人賠償責任は1億円以上
- 個人賠償責任付きの保険をピックアップ(本人の怪我の補償が無い保険も有り)
保険名と保険会社名 | 個人賠償責任 | 参考年額 | 補償対象 |
サイクルアシスト/楽天損保 | 1億円 | 2,670円 | 賠償の責任は家族全員(本人のケガ等は本人とお子さん1人のみ補償対象) |
自転車の責任保険/総合保険センター | 1億円 | 3,600円 | 家族全員 |
CycleCall(サイクルコール)/ZuttoRide | 1億円 | 4,300円 | 本人のみ |
サイクル安心保険/全日本交通安全協会・損保ジャパン日本興亜 | 1億円 | 4,380円 | 家族全員 |
ケガの保険 交通事故/au損保 | 1億円 | 6,360円 | 家族全員 |
ネットde保険@さいくる/三井住友海上 | 3億円 | 7,210円 | 家族全員 |
自転車保険/セブンイレブン | 3億円 | 7,210円 | 家族全員 |
自転車向け保険 Bycle/au損保 | 2億円 | 8,090円 | 家族全員 |
eサイクル保険/東京海上日動 | 1億円 | 11,070円 | 家族全員 |
(まとめ)小さいお子さんが居るご家庭は、自転車以外の賠償もセットで加入がおすすめ
僕は、傷害保険のオプションで加入していますが、例えば、キャッチボールでエラーしたボールが他人の車に当たったり、小さいお子さんが自転車でフラついて車に傷を付けると、それだけで数十万円の賠償金は確実です。
他人への賠償責任を補償してくれる自転車保険もありますし、僕の保険だと自分の持ち物を落としたり、盗難された時にも補償が効くので、お子さんが高校生以下なら、自転車事故以外でも賠償金を補償する保険の加入をおすすめします。