室内アンテナの感度を良くするには?部屋の中でも車の中でもテレビの映りは改善できる

室内でテレビの映りを確認

どうしても室内アンテナでテレビを観たいという要望はあると思います。また、車の中に設置したテレビを車内のテレビアンテナで観たいという要望もあると思います。

実際に、室内と車内に設置可能なアンテナを置いて、テレビの映り具合を確認してみました。

確認した結果を踏まえて、室内にアンテナを設置してテレビを観るための方法を解説します。



テレビアンテナは室内と屋外で電波の受信感度が極端に違う

実際に僕もテレビアンテナを室内と屋外で電波の受信感度を確認しましたが、テレビアンテナを窓から少し出しただけで、電波の受信感度が極端に上がります。

ただ、どうしても室内しかテレビアンテナを設置できないという事情の方は居ます。

テレビアンテナを室内に設置して、快適にテレビを観るための方法を解説していきます。

先に近隣のテレビ電波塔の場所を知る

テレビの電波が東京スカイツリーからしか出ていないと勘違いして、無理にでも東京スカイツリーからの電波を拾うことを考えることはありません。

テレビの電波は、各所に設置されるテレビ電波塔からも出ているので、我が家のように「東京スカイツリーとは真逆にテレビアンテナを向けたらテレビの受信電波が強くなった」ということもあり得ます。

まずは、自宅から最も近いテレビ電波塔を確認しましょう。






26素子相当の大型でも室内に置けるアンテナでテレビの映りを確認してみた

アンテナとネクサス7

上の写真に写る白い物は、アンテナとしては弱い電波も拾ってくれる26素子相当のアンテナです。

普段は外に設置していますが、このアンテナは自立もするので、我が家の1階から3階までの各部屋で、場所や向きを変えながらテレビの映りを確認しました。

ちなみに、我が家の外に設置していると言いましたが、単にベランダへ置いているだけの設置方法です。テレビアンテナは、家の壁面に取り付けたり、長いポールを付けてそこに設置する必要は全くないのです。

実際に我が家で置いている写真は、下記の記事でご確認ください。ベランダに置くだけで、テレビは快適に映っています。

テレビの映り、電波が悪い5つの原因!テレビ映りを良くする方法まとめ

テレビの映りを確認するための条件

今回の確認条件です。

使用するテレビ

ピクセルのテレビチューナー

テレビはピクセラのAndroid携帯に接続できるテレビチューナーをネクサス7に繋いだものを使用しました。

チャンネルは日本テレビ

確認に使用したチャンネルは日本テレビです。

ちなみにNHKだと電波が強い?ためか映りが良いので、敢えて民放である日本テレビで確認しました。

確認に利用したのはフルセグ放送

みなさんが望まれているのは「ワンセグ放送」でなく、「フルセグ放送」だと思うので、フルセグ放送だけで確認しました。

1階窓際で電波塔のある方向はNG

1階窓際の電波塔の方向へ向けたアンテナ

1階の部屋で、最も電波塔に近い窓際にアンテナを置きました。

結果はNGで、全く映りませんでした。

2階へ上がる階段の途中はOK

2階への階段途中でテレビを映した

2階へ上がる階段の途中です。
アンテナは電波塔へ向いており、家の中でも電波塔に近い位置です。

結果はOKで、映りも良かったです。(写真は著作権の関係で灰色に網掛け)

2階の部屋中央ではだいたいOK

2階の部屋の入り口でテレビを映す

2階は3部屋有り、部屋と部屋に挟まれた中央に位置する部屋の出入り口付近です。
アンテナは電波塔とは反対を向いています。

結果はだいたいOKで、少し途切れ途切れとなりました。

2階の部屋窓際はOK

2階部屋の窓際でテレビを映す

同じ2階の部屋で、窓際まで移動しました。
アンテナは電波塔とは30度くらい向きが違っています。

結果はOKで、快適な映りでした。

3階の部屋の電波塔と反対向きはNG

3階で電波塔とは反対方向にアンテナを向けてテレビを映す

3階は1つの屋根裏部屋になっています。
アンテナは電波塔と真逆に向けています。また、部屋の中では電波塔から遠い位置です。

結果はNGでした。まったく映りません。

3階の部屋の電波塔向きはOK

3階で電波塔方向へ向けてテレビを映す

今度は同じ位置でアンテナを電波塔へ向けました。

結果はOKでした。快適な映りです。

3階の部屋の電波塔に最も近い窓際はOK

3階部屋で電波塔に一番近い窓際でテレビを映した

同じ3階で、電波塔から最も近い位置の窓際です。
電波塔の方向へ向けています。

結果はOKです。快適な映りでした。






室内アンテナの感度を良くする方法

前述の確認結果から言える「室内アンテナの感度を良くする方法」を解説します。

アンテナをテレビ電波塔へ向ける

アンテナには「指向性(しこうせい)」があります。テレビの電波を拾う向きが決まっているのです。

今回使ったようなアンテナは、「アンテナの正面でテレビ電波を拾う」ため、アンテナの正面をテレビ電波が出ている電波塔へ向けましょう。

室内アンテナを窓のすぐ側に設置するか、可能ならベランダに設置する

まず知って欲しいことは、壁に穴を開けずにアンテナ線を外から引き込むことは可能です。下記の製品なら窓の隙間に設置するので、通常通りに窓の開け閉めができます。

また、あるご家庭で実践していたのが、エアコンのパイプを通す穴に詰めているネンドのような物を一回取り除いて、その穴の隙間にアンテナケーブルを通し、改めてネンドのような物で穴を塞ぎ直すことです。

どうしても室内に設置したいなら、窓際に室内アンテナを設置することで、電波の受信強度が格段に上がります。

また、窓際でなくとも、部屋の中で「設置位置を様々変えてみる」か、「アンテナの向きを少しずつ変えてみる」ことで、電波の受信強度が大きく変わることがあります。

室内に置ける大型のテレビアンテナを設置して、太く短いアンテナケーブルを使う

テレビアンテナは、素子(そし)の数が大きくなるほど受信感度も向上します。

素子の数が大きくなるほどアンテナ自体も大きくなるので、室内に設置すると置き場所が大変でしょうが、棚の上に置いてみる等、設置場所を工夫してみましょう。

テレビアンテナとアンテナケーブルは、下記の記事で確認してください。

テレビの映り、電波が悪い5つの原因!テレビ映りを良くする方法まとめ

一戸建てなら、可能な限り上の階、もしくは部屋の上の方に設置する

我が家は3階建てですが、3階と2階で電波の受信強度が極端に変わります。可能な限り、上の階にテレビアンテナを設置する、それができなければ、棚の上に置いてみる等、高い場所へ設置しましょう。

いろいろと、位置や向きを変えて確認してみる事が大事です。

ブースターを使う

「ブースター」とは、受信した電波を増幅してくれる装置です。

受信した微弱な電波をある程度の強さまで増幅してくれますが、テレビアンテナの中にはブースターが内蔵された製品であったり、ブースターが付属している製品もあります。

逆に、後からブースターを購入して、テレビアンテナとテレビの間に設置することも可能です。

ブースターを使う上で注意したいのは、受信する電波が弱過ぎるとブースターだけでは改善できないことです。

ブースターを使う条件は、「テレビの映りが途切れ途切れとなる程度」の時です。

テレビの映りが悪いからと言って、真っ先にブースターを購入しないようお願いします。

ブースターより先に改善するのは、前述の「高感度のアンテナに替えることと、アンテナケーブルを太く短いものに替えること」です。ちなみに、高感度なアンテナを購入する際にブースター付きのアンテナを購入すると良いでしょう。

テレビアンテナは1つにつき、接続するテレビは1台とする

テレビアンテナ1つに数台のテレビを繋ぐことはできます。

ただ、数台のテレビで電波を分け合うので、1台のテレビに分け与えられる電波も小さくなります。

2台のテレビに室内アンテナの接続を考えているなら、まず、1台分のアンテナだけ購入して、2台のテレビ受信に対応可能か確認してみるも良いでしょう。2台がダメであった場合に、もう1つのアンテナを購入すれば良いからです。






車の中で室内アンテナの感度を良くする方法

車載テレビでも、やはりアンテナを車内か車外の何れにするかで、電波を拾う感度が大きく違います。

車内の設置に不都合無く感度の良いテレビアンテナを付ける

車載タブレットでテレビを視聴
※著作権の関係でテレビ画面は網掛けしています。

上の写真の通り、薄型で車内に設置し易いテレビアンテナがあります。

まるで下敷きのようですが、感度が良いのでとても気に入っています。

運転の視界を遮らない場所へ垂直に設置する

助手席の背後にあるポケット

運転する上で、必要な視界を遮らない(さえぎらない)車内の場所に、垂直でアンテナを設置すると感度が良くなります。水平、要する横にすると感度が悪くなりました。

なお、やはり車内アンテナでは、走行中にずっとフルセグとはなりませんでした。

車内アンテナであるなら、ワンセグに切り替えてテレビを観ることをおすすめします。

(まとめ)室内アンテナの感度を良くするためのおさらい

室内アンテナの感度を良くするための手順概要を改めて整理します。

屋外に設置できないのか、改めて確認する

当記事で述べたように、今回使ったテレビアンテナは、ベランダに無造作に置くだけでもテレビ電波を普通に拾ってくれます。

そして、アンテナ線も壁に穴を開けることなく、屋外から室内へ取り込むことができます。

もし、「アンテナを屋外に設置するのは大変な作業とお金が掛かるから」という理由であるなら、改めて屋外へのアンテナ設置をご検討ください。屋外へのアンテナ設置方法は、下記の記事に書いています。

テレビの映り、電波が悪い5つの原因!テレビ映りを良くする方法まとめ

今持っているテレビアンテナを使って、部屋の中で電波の強くなる場所と向きを確認する

もし、室内アンテナを既に持っているなら、新しいテレビアンテナを買う前に、設置したい部屋のどの位置、どの角度が一番電波を拾えるか確認しましょう。

確認しておくことで、テレビアンテナの設置する位置と、必要なアンテナケーブルの長さが確定します。

確認する際の留意点として、必ず全チャンネルの受信感度を確認することです。チャンネルで受信強度が変わります。一番受信感度の弱いチャンネルで試してみると良いでしょう。

まずはテレビアンテナとアンテナケーブルを改善する

前述しましたが、下記の記事を確認して、テレビアンテナとアンテナケーブルを改善しましょう。

テレビアンテナは、何度も買い直す訳にもいかないので、初めから高性能な26素子相当のテレビアンテナの購入を考えてみてください。

テレビの映り、電波が悪い5つの原因!テレビ映りを良くする方法まとめ