先日、両国国技館で大相撲を観戦しました。
すごく興味があるというわけではなく、「一生に一回くらい、大相撲を観戦したいな」と思っていましたが、この観戦で「大相撲ってこんな風にやってるんだ」が分かると、翌日から大相撲を興味しんしんでテレビ観戦できるようになりました。
今回の観戦で学んだ、確実にチケットを取る方法と両国国技館の楽しみ方をまとめました。
両国国技館の場所と口コミ
大相撲チケットを確実に取る方法
一般発売とは別に、大相撲チケットを取る方法があります。
お茶屋さんに電話してチケットを取る
「お茶屋さん」と聞くと、「なんで?」と思うでしょう。実は、大相撲チケットの販売をいくつかのお茶屋さんで代行しているんです。
大相撲チケットの一般発売より先に電話でチケットを取れます。例えば、秋場所が千秋楽を迎えた日に初場所のチケットを申し込むこともできます。さらに、良い場所を提供してもらえるので、お茶屋さんでチケットを取ることをおすすめします。
なお、お茶屋さんでチケットを取ると、一緒にお弁当を頼むのがルールなので、お弁当やビール、おつまみも一緒に電話でオーダーしましょう。具体的なチケットの取り方は、記事の一番下に書いています。
お茶屋さんで大相撲チケットを取った人は両国国技館に向かって左側の入り口から入る
お茶屋さんでチケットを取った人は、両国国技館の正面入り口でなく、入り口に向かって左手にある別の入り口から入ります。ここから入ると、ずらりと、お世話をしてくれるお茶屋さんの店舗が並んでいます。
自分がチケットを取ったお茶屋さんはチケット裏の番号で判る
自分がチケットを取ったお茶屋さんは、チケットの裏にある番号ですぐわかります。
お茶屋へ行くと、事前に注文したお弁当やビールが袋詰めされており、それを受け取ってから席に着きます。
自分の座席まではお茶屋さんが案内してくれる
お茶屋さんにチケットを見せると、そのまま自分達の席まで案内してくれます。大相撲を初めて観戦した自分には、とてもありがたいサービスでした。
お茶屋さんから受け取った紙袋内に本日の対戦表も入っている
お茶屋さんから受け取った紙袋の中には、お弁当、ビール(これは注文したもの)の他、本日の全試合対戦表が入っていますので、まだ、テレビ放映の時間帯に相撲を取れない力士さんのお名前もすぐにわかります。
2階1列目で大相撲チケット代は8,500円
今回は、2階席の1列目で観戦しました。掛かった費用はこんな感じです。なお、両国国技館の館内は、やはり自動販売機などは「観光地価格」で高めになっています。
大相撲チケット 8,500円
幕の内弁当(上) 1,620円
ビール500ml 550円
合計(1人) 10,670円(税抜き)
両国国技館の楽しみ方
両国国技館の中では、相撲を観る以外にも楽しめる場所があります。
地下で大相撲部屋のちゃんこ鍋が300円で食べれる
両国国技館には地下があって、そこで週替わりに300円程度のちゃんこ鍋が食べれます。
祭り等で器として使われるプラスチック容器(お味噌汁2杯分程度)に、ちゃんこ鍋をよそってもらえます。
これが、お弁当を食べた後の量としてちょうど良く、うまいことうまいこと。両国国技館に行ったら、ぜったい食べて欲しい逸品です。
時間は正午から16時までです。
両国国技館のお土産屋は相撲一色で面白い
この写真も消えてしまったのでお見せできませんが、例えば、力士の顔が描かれたおせんべいとか、お相撲に関わるお菓子、力士のTシャツなどが販売されています。
お土産屋の他にも、「公式グッズ販売所」もあるので、売店のある廊下を一周してみると、過去の優勝カップなど、いろいろなものに出会えます。
相撲中継をFMラジオで聴きたいならラジオレンタルもある
国技館で相撲を観戦している時、同時に実況も聴きたいという方なら、国技館内でFMラジオの貸し出しがあります。
2018年5月現在、実質200円でイヤフォン付きで借りることができます。「実質」というのは、最初に3,200円を支払う必要があり、ラジオ返却時に3,000円が返金されるからです。もちろん、自分の持ち込んだラジオでも聴くことができます。なお、聴く際は必ずイヤフォンをしましょう。
NHK 大相撲中継・日本語放送 76.6MHz
初日~千秋楽 放送時間:十両取組開始後より
両国国技館の大相撲チケットをお茶屋さんで取る手順
実際に僕が大相撲チケットをお茶屋さんで取った手順を解説します。
観たい観覧席を選ぶ
大相撲チケットを申し込む前に、観覧席を選びます。上の画像は2階席1列目からの眺めですが、見下ろす感じになるので、観戦はし易いです。ただ、1階席からの観る方が迫力があります。ただ、2階席はイスで、且つミニテーブルが付いているので、お弁当、ビール、おつまみを置けるのが便利です。
基本的に1階席は、「マス席」という座布団が引かれた席になります。
マス席Aは高額チケットですが、写真の通り、土俵際で観戦できます。
マス席Bは、緑色座布団エリアの後側となる紫座布団のエリアです。
4人席として区切られていますが、4人で足を伸ばすにはちょっとキツい広さかも知れません。お金に余裕のある人なら、マス席を2人で座るのもよいかも知れません。
ボックス席は、ちょっと写真で見づらいでしょうが、1階席の一番壁際になります。2階席1列目より奥に位置します。なので、迫力にやや欠けるかも知れませんが、四角に向かい合うソファータイプで比較的広いように見えましたので、雑談しながら観戦するのに居心地が良さそうな感じでした。
マス席Bは狭いけど観易くて迫力があっておすすめ!
マス席Bから土俵を眺めた写真です。
実際、前の席にお客さんが座っても、しっかり土俵全体が見渡せます。また、力士の気迫も充分伝わる席なので、迫力も感じ取れます。
初回に観戦した時は2階1列目、2回目の観戦はマス席Bでしたが、マス席Bまたはマス席Bより前の席を、僕はおすすめします。
一緒にお願いするお弁当・飲み物を決める
お茶屋さんでチケットを購入するには、一緒にお弁当や飲み物を頼むのがルールなようなので、事前にお願いするお弁当と飲み物を決めておきます。以下のリンクに品揃えと価格が書いてあります。
お茶屋さんに電話で申し込む
さて、観覧席とお弁当・飲み物を決めたら、次にお茶屋さんに電話してチケットを申し込みます。
今回、僕がお願いしたお茶屋さんは、「みの久(みのきゅう)」さんです。
みの久(みのきゅう)の連絡先
「大相撲チケットを取りたい。日付は○月○日。」を伝えれば、空いてる席を教えてくれます。代金は振込、または代引きになりますが、「みの久」さんの振込先は電話で確認しましょう。
他のお茶屋さんは下記リンクから確認できます。
両国国技館の大相撲チケットを取れるお茶屋さん一覧
郵送でチケットが自宅に届く
振込が確認できたら、お茶屋さんからチケットが郵送されてきます。
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チケットぴあ等のチケット販売サイトでも大相撲チケットは取れる
お茶屋は先行して大相撲チケットは取れるので便利ですが、もちろん一般発売のチケットも、チケットぴあ等のチケット販売サイトで取れます。
また、上記の販売サイトでチケットが取れなった場合でも、キャンセルされたチケットのリセール販売でもチケット入手の可能性があります。
ちゃんこ鍋屋もついでに予約
大相撲観戦チケットが手に入ったら、すぐにちゃんこ鍋屋も予約しましょう。当日夜18:30頃にちゃんこ鍋屋へ入れるはずです。
せっかく両国に来たのなら、ちゃんこ鍋を食べないと大損ですよ。有名なところでは、「霧島」と「川崎」があります。
ちょっとした大相撲観戦の豆知識
大相撲観戦したことが無い人が、もしかして知らないであろうという豆知識をご紹介します。
大相撲は朝8時に開場する
テレビの大相撲観戦しか経験が無いと分かりませんが、実は大相撲って朝8時に開場しています。
僕は、午後2時に会場入りしましたが、テレビで観ることのできない力士の対戦をやっている時間であるためか、人の入りは少なかったです。ただ、有名力士でなくとも迫力ある対戦が観れるし、実際に面白かったので、ぜひお昼頃に行って、力士の対戦とか、地下のちゃんことかを楽しんでください。
なお、テレビ中継で出てくる力士は「中入(なかいり)」と呼ばれる時間帯で、午後3時40分です。
このときにはもう会場は満員になっていて、人気力士の名前が放送で呼ばれるたびに大歓声があがります。
大相撲観たあとは、両国駅近辺のちゃんこ鍋を堪能!
両国駅近辺にはちゃんこ鍋屋さんがたくさんあります。
大相撲の開催期間中、ちゃんこ鍋屋さんは予約でいっぱいになるので、必ずチケット取ったらちゃんこ鍋屋にも予約を入れましょう。
上の写真は「ちゃんこ鍋 川崎」のちゃんこ鍋です。あっさりした塩味で、鶏肉たっぷりのちゃんこです。半個室タイプで、店員さんがいろいろ世話をしてくれるし、和やかな雰囲気なので、大変くつろげます。
いかがでしょう。
大相撲に興味なくとも、実際に観戦してみると、ぜったいに応援したくなるくらいに大相撲は楽しいのです。
地方の方が東京に来る機会があれば、観光ルートのひとつに、大相撲観戦とちゃんこ屋で夕飯を入れてみてはいかがでしょうか。