ゴルフを始めた人が必ずぶつかる100の壁。
「100の壁」とは、「ゴルフのスコアが100未満になることがなかなかできない」ということです。ゴルフというスポーツは、いかに少ない打数で穴に入れるかを競うものですが、なぜか100打未満で18ホールを終えるというのが、初心者にはとても難しいのです。
なぜ、あと1打少なくできないのか?それは理屈でわかっていても、なかなか実践できないところにゴルフの面白さがあるかも知れません。
では、あなたがなぜ100を切れないのか、また、100を切るにはどうしたらよいかを解説します。
100を切れない9つの理由(まとめ)
- コースレイアウトを前日に確認していない
- そもそも使ってるクラブが自分に合っていない
- 得意なクラブの番手が無い
- ドライバーが下手でOBや1ペナが多い
- バンカーで自信持って打てない
- グリーンそばからの寄せで距離感がつかめてない
- 3パットが多い
- 常にピンの方向に打っている
- ロストボールが多い
- 自分のクラブがどの位の距離を飛ぶのか把握していない
初心者にやさしいコースでラウンドしよう!
コースによって明らかに易しいコース、難しいコースがあります。ゴルフ場を予約するなら、易しいコースを廻ってみましょう。
スコア100を切るための対策
まず始めに言いたいこと、それは「100を切るためのゴルフをしましょう」ということです。
「かっこよくドライバーを飛ばして周りからホメられたい」という見栄は、100を1度でも切るまで我慢しましょう。100を1度でも切れば分かりますが、その後は何回でも100が切れるようになります。これは、実現したことによる自信につながるからでしょうか。とても不思議です。
では、100を切るための具体的な対策をみていきましょう。
コースレイアウトを前日に確認していない
当日、いきなりコースレイアウトを見ても、コースを攻略するプランをすぐに建てるのは難しいと思います。
周るゴルフコースのレイアウトを事前に入手して、コースを攻略するプランを建てておきましょう。
下記のサイトなら、ヤーテージ付きゴルフコースレイアウトが確認できます。
ショットナビゴルフ場ガイド/日本全国のレイアウト付きコースガイド
また、上空から見たコースレイアウトだけでなく、実際にコース上に立った時の写真が、下記のサイトで確認できます。
そもそも使ってるクラブが自分に合っていない
クラブは、同じ番手のクラブでも、長さ、硬さ、重さが違います。身長が低いのに長身用のクラブを使うと、長さやヘッドの角度が自分にマッチしませんね。クラブは長いと距離は出るでしょうが、ボールへの当て方も難しくなります。
クラブを買うときは、試打ができる設備のショップで、店員さんのアドバイスを受けると良いでしょう。あと、食わず嫌いではなく、様々なメーカーのクラブを試し打ちすると、自分にしっくりくるクラブが見つかります。僕の経験ですが、ゴルフ練習場に置いてある試打用クラブで今まで見向きもしなかったメーカーのクラブを使ったら、あまりに打ちやすくて驚いたことがあります。また、スチールシャフトにこだわって20年間ゴルフをやりましたが、カーボンシャフトに替えたとたん、スコアが10伸びた経験もあります。
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得意なクラブの番手が無い
僕は5番と7番アイアンを「得意なクラブ」になるよう重点的に練習します。
5番は170ヤード飛ぶので、ロングホールも3打でグリーンにのる、またはグリーンそばまで寄せられます。
7番は140ヤード飛ぶので、ショートホールのティーで利用する機会が多いです。後はピッチングウェッジで10〜100ヤードの距離を自由に打ち分けられれば、ほとんどのコースで困ることは無いと思います。
とにかく皆さんも、手になじんだクラブを3本作るだけで、ミスが大幅に軽減できると思います。
ドライバーが下手でOBや1ペナが多い
僕は、ティーショットのほとんどをスプーン(3番ウッド)で打ちます。距離が出ない分、風の影響を受ける時間が短くなり、さらにOBゾーンに届かない確率が高くなります。ドライバーより短いクラブなので思い切り振れるし、弾道が低くなる分だけ、風の影響も少なくなります。
バンカーで自信持って打てない
僕もバンカーは苦手です。それは「グリーンそばではどの程度の力で打てばよいか」に自信が無いからだと思います。なぜなら、砂の上のボールを打つ練習がなかなかできないのも原因だと思います。
ただ、私は「砂の上で練習する」こと以外で苦手なバンカーを克服しました。それは、「クラブのサンドウェッジを使わない」ことです。僕がバンカーで使っているクラブは、ロフト角60度の画像のクラブになります。例えば、ラフの上にあるボールをこのクラブで打つと下の隙間をクラブが通るだけで空振りすることもあるクラブです。
しかし、いざ砂に埋まっているボールを打つと、砂の抵抗が少ない状態で振り向けて、さらにボールがグリーンにしっかり載ってくれます。たまたま、キャディーさんがサンドウェッジと間違ってロフト角60度のクラブを持ってきたので仕方なく打ってみたらむちゃくちゃ打ちやすかったので、以来、バンカーではこのクラブを使っています。
左がロフト角60度、右がサンドウェッジになります。微妙に左側の方が水平に近い角度になるので、砂を滑りやすくなります。
グリーンそばからの寄せで距離感がつかめてない
グリーンそばからピッチングウェッジをハーフスイングでピンに向けて打つ方も多いと思います。けれども、「ボールを浮かせて距離感を掴む」って難しくないですか?私は浮かせるのが苦手なせいもあって、必ず転がします。「え?目の前にバンカーがあっても転がすの?」という声も聞こえそうですが、答えは「そう!」です。
もっとも利用するのは8番アイアンで、パターのように転がす距離感でピンを狙います。目の前にバンカーがあっても、ちゃんと飛び越えます。ただ、8番アイアンでグリップを短くするので安定感がありません。なので、チッパーを購入しました。
一見パターにも似ていますが、ロフト角がパターのように垂直で無いため、打った瞬間はボールが浮き上がります。グリーンのカラーより外から打つ場合、打ったボールはグリーンに着地するので、着地後はグリーンの目に沿って転がります。
チッパーが反則クラブという話もありますが、グリップがアイアンと同じ形状(パターと異なる)であれば問題ありません。市場には、反則クラブも販売されているので、店員さんに確認してみましょう。
3パットが多い
パッティングは距離感に神経を使います。なぜ、緊張するのでしょう。それは、「小さな穴を狙っている」からです。だから、「直径50cmの穴」を描いて、その中に入れましょう。それくらい大きい穴なら、簡単だから緊張も和らぎますよね。その50cmの穴に入る距離まで確実に寄せられたら、あとは1パット、もしくはOKになりますよね。
常にピンの方向に打っている
林に入ってしまいました。こんなトラブルでも、どうしてもピンの方向を意識します。でも、真横だと木が全くない。なら、真横に打ちましょう。そして、林から出すのに大きいクラブは不要です。8番アイアンのハーフスイングで林から出る場所まで転がすのも手です。
ロストボールが多い
僕はセルフでラウンドすると、最低、ボールを2つロストします。ロストボールでスコアも2打ムダにするということです。スコアだけでなく、精神的にもヘコみます。ボールは同じメーカーの色付きを選びましょう。特にオレンジは目立ちます。
自分のクラブがどの位の距離を飛ぶのか把握していない
何も考えずに練習場で打っていませんか?
また、150ヤード程度の狭い練習場に通ったりしてませんか?自分の飛距離は練習場でしか把握できません。各クラブの飛距離をしっかりメモって、実践に活かしましょう。また、距離を測る機材で、しっかり残りの距離を掴んでおきましょう。